第105章 光の癌(三雲)
似たような状態、下が見える場所でジャンプし倒して落下して尻もち付いて真下高所恐怖症なったから
前世で」
『なるほど』『了解』
9月8日2:52
引っ越しも終え、恵土の見舞いに訪れる中
恵土がフットポンプで足を抑えられるのを横目に進むと
、入り口付近のベンチ前に生駒がいた
生駒「迅!
三雲を消さない派が絶縁、って
恵土へ二度と接近禁止ってどういうことや!」
迅「………
生駒っちはさ…
嫌いなものを好きだって言われたことってある?」
生駒「ん?なんのはなしや?いきなり」
迅「……
恵土先輩はさ…
ずっと…ずっと、耐えてくれていたんだ
ずっと………」
生駒「それとこれがどう繋がってるねん」
迅「恵土先輩さ…
泣いてたんだ…怯えていたんだよ
恐いってさ…
昔の記憶に…たくさん引っ張られて…
でも…誰もいなかったんだよね……
遠ざけたくっても…みんなメガネくんのこと、煙たがらないし
寧ろ近付いてくるのを拒まないし
逆に融通を利かせている部分も多くあった…メガネくんに合わせて…
それって…さ…
メガネくんを拒まない=メガネくんが近付いてくるってことでしょ?
いつ近付いてきてもおかしくないでしょ?
そんな人の近くにいたい?
嫌いだって言ってるのに、いい人だって言ったり扱ったり
殺されたからやめてって言っても恐がっても怯えても、恐くないよ大丈夫だよって自分の考えを恵土先輩の心や気持ちを無視して押し付けたり
そんなこと平気でやる人の近くにいたい?」
生駒「ん〜〜〜〜…
嫌いな人には近寄らんで欲しいな」
迅「うん…そこなんだよね…
恵土先輩はさ…
度を超えて優しいから
優し過ぎるなんて次元じゃないから…
だから…
みんなが幸せならって…
なんでも誤魔化して、自分のこと平気で殺そうとするんだよ
たとえどんなにきつくても…苦しくても…それでもみんなが幸せならそれでいーやって自分を殺すんだよ
みんなが大好きだからって…平気でやっちゃうんだ
それを止めて欲しいんだよ…
でも…できないでしょ?誰も
恵土先輩が恵土先輩を押し殺して、誰にも見られないように泣くの…もう見たくないんだよっ
おれ…さ……
おれは…恵土先輩をどうしても生かしたかった
だから…天使形態を対価にした
目を覚まさないはずの事態も
訪れるはずだった死の因果を
