第105章 光の癌(三雲)
迅「含まれてないんだ
恵土先輩の場合…
自分を度外視してでも、みんなに幸せでいて欲しいから
だから全部、ありたいようにって丸投げしてるんだ
在りたいように在って
幸せで居て、元気で居て
それが…その願いの化身が…恵土先輩だから
だから…自分が障害になるなら…身投げすると思う
それを防ぐには……
恵土先輩の心と向き合って、ありのままのそれを受け止められる人じゃないとダメなんだ
二宮さんが悪いって訳じゃないんだよ?
ただ単に……恵土先輩が…自分を押し殺したり、優柔不断になったり…誰かの想いに寄り添っちゃうから……
敵であっても…
お互い…守りたいものが無事でよかったって
笑って手を差し伸べちゃうような…そんな…お人好し(馬鹿)だから
ただ…メガネくん限定で働かないってだけ
無理やりやるのが痛いってだけ…
そこを…汲み取って、寄り添える人…
たとえ世界を敵に回してでも、恵土先輩の心を…恵土先輩が捻じ曲げようと、殺そうとする動きを、止めれる人じゃなきゃ…安心して一緒になんていられないんだよ」
その言葉に…押し黙った
迅「ごめん……
おれ…中立派だったけれど
おれ自身を対価に回したから、同居を許してもらえませんか?^^;なんて」後ろ頭を掻く
秀次「来い!」真剣
迅「…えっ
一番反対されると思ってたんだけど;秀次からは」
太刀川「誰も反対なんてしねえよ」
風間「ああ
一番の功労者だろう」
影浦「けっ…
今日は野宿か?」
迅「土地についてはもう段取りはついてるけれど…
やっぱり山間がいいと思うんだよね」
風間「水が湧いている場所が近い方が良い
少しは涼しい方が」
太刀川「通信環境は?」
迅「大学はちゃんと通ってよ?」
太刀川「へいへい」
影浦「待て
ボーダーは全員辞めるのか?」
迅「う〜ん…辞める感じかな
恵土先輩も…その辺は決めてたみたいだし
さみしいとは思ってそうだけど…
こわいってのが一番らしいから」
影浦「わかった、やめる
『!!?』『はやいよ!!』
迅「ずいぶん急だね≡≡;
話を持ち掛けた側が言うのもなんだけど…」
影浦「よっぽどなんだろ…
お前が言うってことは」
迅「うん…
確実に死ぬ
ボーダーにこのままいたら…
恵土先輩の…精神の安定上ね
まず確実に後遺症に苦しむことになるし
そう遠くない内に、精神的寿命を迎えることになる」
