第105章 光の癌(三雲)
太刀川「ああ…
だが…全く隙がねえ
触れれば雷撃、離れても無数に早撃ちで飛んでくる
どこに居ても安心できねえ」肩で息をする
恵土「ぐるるるるるるるる
うおおおおおおおおおお!」
ごおおおおおおおおおおおっ!!!
両肘を曲げ、拳をギュッと強く握り締めて脇を締め、上へ顔を挙げて咆哮を上げる
それに伴い
全身の神の力が増し
凄まじい奔流が風波を起こし
髪を逆立てさせ、衣服諸共上へ押し上げる
太刀川「目も光ってて
マジモンの雷神モードに突入してんだけども…
本能に身を任せろ的なあれ?」
迅「来るよ」
がきいん!!
凄まじい勢いで右手が爪のように光を纏わせて、横薙ぎに振るわれる
剣で抑え込むも、下段右蹴り、左かかと回し蹴り、左横薙ぎ手刀(右から左)、その影に隠しながら右正拳突き、と右回転しながら連続攻撃が繰り出される
綺麗に受ける中
なおも無数の連撃は怒涛の如く止まること無く続く
こうなったのも全て…
朝食中での発言によるもの(主に迅)だった
迅「リハビリも兼ねてやってみない?」
恵土「へ?なにを?」きょとん
迅「あの暴走モード
ミコトさんに乗っ取られてたけど…
今なら全力を出しても身体に負担かからないじゃない?
ミコトさんの全力の出し方が、今の恵土先輩の身に付けるべき出し方だし?一番体に負担がかからない形の」指を立てる
恵土「なるほど!
ならやってみるか!」微笑
そう快諾した結果……
恵土「うおおおおおおおおおおおお!!
だらららららららららららららららああああああああ!!
はははははっ
あっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!」
最後にめっちゃ笑い
只管に楽しそうに暴れ倒していた
迅「こりゃ蛇口全開かなあ…
中々尽きそうにもないけれど…
再生もセーブの必要が無くなったから…
尚更だろうね
力もヤバい
でも惜しみなく全力を解放できる
体にあったやり方だから…
嬉しい…とは違うな
楽しいって感じがヒシヒシする
かと言って止めるのも…う〜ん……」
その様子も含め…
風間は撮影に勤しんでいた
太刀川「どうせなら猫らしく戦ってみねえ?
な〜んて♪」
と言った直後…
『九尾モードかあああ!;
それも初期の!!』
と言わんばかりの猛攻を見せ続けた
誰も寄せ付けぬ圧倒無比な立ち回りに、誰も手も足も出せず…翻弄され続けるばかりだった
