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Unlimited【ダンまち】

第105章 光の癌(三雲)





迅「たぶん城戸さんのとこにいると思う
城戸さんには引き留めるようお願いしてるから
迷いそうになったら嵐山あたりにでも聞いて教わって
歩いていけばその内着く
遊真「了解」たっ

恵土「っ…う」
霊体が破裂寸前にまで膨れて、圧殺寸前になっていた
霊体の膜が風船のように微かに揺れ、膨れ上がってゆく

その折…腕組みしたまま壁に背を預け黙って見守っていた太刀川が、苦々しい表情で口を開いた


太刀川「またあいつ(三雲修)…破ったのか
決まりを言いつけられたばかりだろうに」ちっ
迅「今はそれ言ってる場合じゃないから…^^;

太刀川さん、お願いしてもいい?」
太刀川「?
何をやればいい?」
迅「元の形に戻す
その為に…霊体の核が暴走させない為の対価を、差し出して欲しい
原初の魚でないと無理だから、そこは」
太刀川「なるほど…
四天王長兄の出番ってわけだな

んじゃ生きてる間、魚への変身はしないってことで」
迅「え?あれ火力バカヤバいけどいいの?」
太刀川「恵土の命には代えられねえだろ
なんでも差し出すぞ
足りないなら」
迅「いやいや
十分過ぎるぐらいだから^^;」どおどお

影浦「おい!
無事か?」はあっはあっ
迅「大丈夫
今は、ね

原初の邪神の力が必要なんだ
任せてもいいかな?」すっ

影浦「なんだこれは」
迅「有吾さんの形見
神としての生きてる間の力の全てが入ってる
闇なんだ、有吾さんも
扱えるのはカゲさんしかいない
任せてもいい?」

影浦「ふんっ…
俺にやらせろ
霊体だな、対価として渡すのは」
迅「うん、お願い」微笑

恵土「………」
時折苦しそうに呻き、胸(霊体の再生の核、心臓)を押さえて顔を顰める恵土
それに手を添える太刀川と影浦

影浦(待ってろ…
すぐ楽にしてやる)
ぽおっ

太刀川「なんで闇なんだ?」
迅「闇は…闇だけじゃない
事象を斬り裂き無力化することが出来る
太刀川さんみたいに吸着させて固めて砕く力の形もあるけどね…

癌の闇を消し去れるのは、闇だけだからさ
ほら、黒の国の」

太刀川「なるほど…
つまり事象ごと無力化するっつうわけだな」
迅「そういうこと
事象そのものを消し去ることが出来る
あくまで溢れた分だけね
だから身体への悪影響が残らない
それ相応の対価は必要だけれどね

まあ…あの3人は、闇なんて関係無しにヤバいぐらい強いから」


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