第105章 光の癌(三雲)
ゼオ「ふっ…
殴り付けるだけで、改心するとでも思ったか?
間違いだとは思っていないぞ」
武彦「………ひとつ勘違いしているようですが…
改心させる気で殴ってるんじゃありません」
ゼオ「?なら…なぜ
武彦「お前らが、母を殺そうとしている時点でもう
ぶち殺すという返しはもう確定している!!」憤怒睨視
ゼオ「ふっ…処罰と言え
武彦「お断りだ!!」だっ!!
がしんっ!!
関節部を結界同士で挟んで固定化させる
ゼオ「相変わらず甘いんだよ、詰めが」刀を振るう
武彦「すっ)神器…解放」
ごおっ!!
糸切りバサミを取り出し、構え、呟いた瞬間
凄まじい光の奔流により武彦の身を覆う光が防壁となりゼオにより振り下ろされた刀(大太刀)を防ぐ
その光が一筋の線となり、二振りの刀となる
左肩に担ぐ形で、大太刀を二本のそれで防ぐ
武彦「縁切りバサミ…
戦闘形態
切り斬り舞い(きりぎりまい)」
全く同じ形状の片刃の刀
柄は糸切りバサミの形状時の白い紐(光)が巻かれたもの
武彦「己が心が儘に生きよ
母のその言葉を忘れた瞬間から…
もう、決着はついている」
ずばあんっ!!
刀も防壁も諸共
自らを目に見えないレベルで高速回転させ、全て横一文字に斬った
ゼオ「拳じゃなくて…剣」
がくっ
どさっ
その場に跪き、意識を手放し倒れ伏した
武彦「拳です
愛のね」ふんっ!
鼻息荒く言い、溜息を零した
ちらりと一瞥してから
武彦「もう一人のバカ兄貴も止めないと」ぼそっ
迅『大丈夫
白帝は使えない
けれど
俺たちだけの力でも倒せるよ
何兆年も生まれてこなかった
経験も積まなかった人に、負けるようなボーダーじゃないよ』
武彦「……………
そうですか…
じゃあ…こちらも敵側に回りますか?」
迅『え?;』
武彦「…こちらも何兆年も生まれ変わってこなかった側なので
挑発と受け取りました」
迅『いや、そちらには言ってないんだけど;
ははっ、参ったなぁ^^;』
秀次『何くっちゃべっている!!?』怒号
朧の名の如く、幻影と虚ろが入り混じり、ひとりひとり確実に撃破されてゆく中
回復も許されず、ジリジリ追い詰められてゆく中
後退の一途を辿っていた
武彦「……
ゼオ兄さんは…ずっと見てきた
だから…甘えたままのあなた達が許せなかったんでしょう
朧兄さんは違う
あの頃のまま認識が止まってしまっている
