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Unlimited【ダンまち】

第105章 光の癌(三雲)





心肺停止まで後僅か

そのタイミングで…
恵土と血縁があるのは……

遊真を除いていなかった


適合するかどうか
調べてみたが

しなかった


白血病の、骨髄提供の人がいない

治療は絶望的
更に言うと…

事態の全貌が掴めたことにより、ようやっと接触が叶うようになった


恵土「しゅ……じ………

ご………め」

目を開けたまま
秀次を見たまま
辛うじて発した声

その肉声の後…息を引き取った


時代の全貌がわかる前から、信じ、共にいてくれたことへの感謝と共に



この日…この瞬間…恵土の肉体は死んだ



恵土は、わかっていた

そうなることを…薄々
それでも…先を見据えて

みんな死ぬのを待ってるんだ
なんて真っ暗闇の絶望の十三日間の記憶を取り戻した中


それでも…
一緒にいたいから……

今度こそ、最期の瞬間まで…最愛の人の腕の中で——



胃癌T2(噴門)
胃癌の手術後
急性白血病に

秀次の腕の中で、息を引き取った



三雲「木虎!!?」
木虎「あなた(三雲)にその気(最初の封印を解除する気)がないなら!
私が師匠の元へ直接!!」
ばっちいっ!!

空間に裂け目を作るも
何かに弾き飛ばされ、恵土の元へ飛べずにいた


迅「まだダメだよ
対価を支払い終わっていない

俺達はまだ、恵土先輩に干渉できない」
だんっ
諏訪が迅の胸ぐらを掴み、壁へ押し付ける

諏訪「お前…しって
風間「やめろ」がしっ!←諏訪の肩を掴む

迅「白帝——起動」
迅は木虎を治療した後、皆へ向けて無言で振り被る

風間「なにを
迅「みんなの記憶を消す
『!!?』

迅「あの十三日間の記憶を」ぶんっ
風間「正気か!?」ばっ!
風間は迅の手首を掴み、壁へ押さえ込む

遊真「迅さんの言いたいことがわからないんだけど」

迅「あの事態を回避するには…

肉体か
魂と霊体か
どちらかが死ぬ必要がある

恵土先輩の身体は、神であると同時に人でもある
最低でもどちらかが死ぬ必要がある
神か人か…どちらか

その因果関係を果たす為に——


それまで待てる?

2か月…それは肉体の治療でだ
それを早める為には…どちらかを殺す必要がある

その為に…削りなんて比じゃない苦痛に身を晒す必要がある


だから……
魂と霊体が、肉体と話し合った結果…

このカタチに落ち着いたんだと思う


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