第105章 光の癌(三雲)
恵土「そんなの…知らなっ
なんで…いま、さらっ
おそい!ずるいっ
えええええええええええん」ぼろぼろ涙
秀次「済まない…済まないっ」ぎゅうううううっ
恵土「もっとぎゅうしてっ許さない」ひっく、えっぐ
秀次「ああ…もう離さない
絶対…何があったとしても」ぎゅっ!!
秀次は背に回した腕の力を強めた
それに身を任せて、恵土はえんえん泣いていた
やっと伝わった…伝えられた——これまでの想いを…すれ違いを
三雲「あの…;」おろおろ←やっていいのかという困惑状態
迅「やって…
大丈夫だから
風間さん」
風間「ああ」すっ
白い光が一点に集い力を集中させたと思ったら
緑色の透明なジェル状の何かになった
それとほぼ同時に、恵土へ…三雲が迅に促されるがまま突き刺した
死にたいという心に…蓋をした
それ以外に影響を齎さないように慎重に
それは…内側から貼られなかったことで更なる胎盤化は起こさず、死にたいという想いのみに強く封印が働くようにした
しかしその激痛により、頭を抑えて藻掻き苦しむ恵土を
秀次は強く抱き締めて動きを止め、風間は恵土の目にジェル状の力の結晶を当て、眠りにつかせた
烏丸「なんですか?これ」
風間「灸だ」
『灸…』ぽかん
風間「木が痛みを吸い出し、火で焼却し消し去る
あちらでもよく使われている手段で、俺しか使い手がいない」
透明な薬
木と火がブレンドされた鎮痛特効薬(灸)
色は緑色(火)
ぷにぷにしているが粘着性も無く、手を離すとすぐさっと離れる
火傷しない
風間隊にいると
痛みが和らぐので安心してか眠るのは原初の世界神によるそれ(神の力の余韻)で
モルヒネばりに効き過ぎてか眠る
迅「犬飼に任せたいんだけど…
時の本質に、木の心だから
風間さんの鎮痛と相性が良いんだ」
犬飼「あー…了解
鎮痛補助ってそのことね←納得顔で頷く
でもなんで目なの?」
迅「魂が宿ってるのが目の奥なんだ
目は心の窓って言うように、実際に目から見てる、魂が(微笑)
今、魂が異なるカタチを受け入れるのに痛みを発してる状態
慣れるまでは出来る限り鎮痛を手伝ってあげて
だから風間さんが必要不可欠な訳だし^^」にや
風間「まったく…
これで何かあったら
迅「その時は責任でもなんでも取るよ…
自分自身を対価にしてでも…」真剣
『………』
