第105章 光の癌(三雲)
身投げは『死んだ後』でなければ出来ない
肉体のある状態では出来ない
神の中でも、限られたものしか使えない
主犯格の癌、癌と半グロを消し、二度と生まれないようにするのに使われる
最初の原初の始祖神が最初に使った、最初で最後の技…
『己が身を光に変えて二度と生まれないことと引き換え(対価)に『なんでも』叶える』
最初の原初の始祖神は最期に願った
『命の源である私が死んだ後も、皆が変わらず生き続けられるように』と
しかし…その願いとは裏腹に僅か1年足らずで全てが亡くなった、精神的な寿命で
原初の始祖神を除く原初の神々、七柱の皆は願った…
今度こそ死なせない!繰り返させたりなんかしない!
必ず守る!!絶対に離さない!!と
それにより
身投げの原因である全てが亡くなったことにより原初の始祖神が生まれ変わる際
同時に原初の神々七柱も生まれ変わり、原初の始祖神に集い、一体化し、『創世神の親』として生まれた
しかし…それは、「歪められたカタチ」のままでのことだった
「魂の膜は肥大化した胎盤のまま、削りを使わなければ実在化が出来ない、皆に触れられない」という
光の癌が生まれ変わってこなくとも居らずとも、「それ」は変わらず在り続けた
最初の三雲、光の癌が
最初の原初の始祖神へ施した「蓋、封印」で弱体化したことにより
「主犯格の癌、癌と半グロが生まれて活動(癌化、半グロ化)できるという災い」を齎した——
『少しでも長く生きて欲しい』という皆の願い、想いに甘えて、「更なる災禍」を齎す元凶となった——
最初の三雲、光の癌は、今度は間違わないと
原初の始祖神が危なくなれば自身が生まれてくるようにした
原初の始祖神が明確な死に際となり
次世代である二代目(恵土)が生まれ変わると同時に、光の癌=三雲も生まれ変わってきた
最悪なタイミングで——
歴史(傷)を、過ち(封印)を、暗黒の十三日間を、繰り返す
その前に死のうと…恵土は決めた
今度は誰も死なせない消させない
初代が皆と笑って生きていられるようにと…
しかし初代もまた決めていた…私も身投げすると
消える時は一緒よ…という約束を果たす為に
だから死なせない為に
その認識を正す為に
死なせる訳には行かない
しかし…本心の願い、想いが強く絡んで、死なせないように持っていけないようになっている
