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Unlimited【ダンまち】

第104章 最初(始祖)





恵土「ナビィ…」

自分の魂の片割れ(半分)
私達は元々一つだった…


幽体としての神の力を有したナビィ
生者としての神の力を有した私
二人で完璧な、神の力を使える存在だった

赤子では壊れ掛けてしまったから、半分に分かたれた
私の中に宿っている、初代原初の始祖神の分体の手によって…

そして……今後、激しく欠けてゆく命と自我と記憶…失うことで支障を来たすことを生じさせない為に動いてくれた


なんでみんなは…何もしてくれなかったのかな

何も…思わなかったのかな…
ナビィを通して…あの時(最初の頃)のことが想起する

そんな想いに、頭を振って思考を逸らした


恵土(そんなことよりも今はナビィだ!!)

私を救う為に、ナビィは命を対価にし封印を透過させて力を送り死に掛けている
ナビィの本体がいる村の鍾乳洞へ向けて移動しようとしていた

その前に…やるべきことがある


恵土「城戸さん…夜中に突然ごめん
ボーダー辞めます!」ばあんっ!
トリガーと辞表を叩き付けるや否や、纏いを使って走り出した

新型トリガーを部長室に置いて…


恵土(ナビィ…)じわっ!
涙を目に浮かべて直走った…

それを止めようとボーダーの隊員が追い縋って来ていた


当直の弓場隊とも道中かち合ったが

恵土「………ごめん」
弓場『詫びるぐらいならやるな!』
全力で撃たれたが、前方へ更に加速して纏いで倒した

帯島『まだ自分の剣術の完成!見てもらってないっす!!』滂沱
瞑目し、泣きながら悲鳴のように叫ばれたが、何も返さずに横を走り抜けた

外岡が恵土へ撃つもあまりの加速に外した


3歳半から5歳の間
ナビィと一緒にネイバーフッドへ渡り
色々な人達と接し、力を合わせて戦っていた
原初の始祖神、恵土と名乗って…ミデンの恵土の名は、この時点で既にネイバーフッド中に知れ渡っていた

その者この地へ降りし時、白い光が立ち込め、ありとあらゆる武器も力も争いも光と化させ、癒やしとなりて、地へ、空へ、豊饒を与え、全てに恵みを齎さん
敵にも、味方にも、手を差し伸べ、助けるものなり
と…

ナビィと笑い合っていた…
自分で決めた…
少しでも多くの人を救って、笑って生きられるようにしよう、と……
荒れ果て、荒廃した、地も、人も、心も…癒やしたいと……
ナビィも…その心は同じだった
リンクと一緒に行く!


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