第104章 最初(始祖)
城戸司令が最初に三雲の危険性と、彼の遊真との繋がりに気付き、恵土へ遊真の殺害とブラックトリガー奪取を命令しました
恵土はそれを受けて反発し、それから第二次大規模侵攻時に城戸司令の想いや懸念を自覚しました
それに加え、アフトクラトルでは…
襲撃先のトリガーを全て奪い、人は殺すか攫うかトリオン器官を抜くかのどれかしか無く
戦乱期だったこともあり、取り逃がした人は0人で、逃げる人や逆らう人は全て皆殺し(トリオン器官抜去)にしていました
その為…戦う力の無い市民から殺し、トリオン能力の高くないものなら確実に死ぬ
計測器を全員持っているので、その判断も各自で行って良いという内容で統一されていました
だから…危険な状況と言えるのは間違い無かった
恵土『アフトクラトルでは…
遠征艇が起動できないようジャミングできる仕掛けがある
ネイバーフッドへの亡命は不可能だ、アフトクラトルの軍勢が来た瞬間からな
事前に避難した者のみ除いて全員終わりだ』
恵土は過去を知る皆に昔、そう語っていた
7歳3か月当時…
ご褒美に何かということでミデンに帰すことを要求した
が…断られた
その代わり、遠征の様子を見せてやると言われた
遠征艇に乗せられるや否や
紐に腰を通して掴まれた
恵土「?なにこれ?」
「これからの作業に必要なんだ
こいつは戦果物ではないと示す為のものだ
お前は飛ばされてきて保護した、市民扱いだからな
これでよし」
恵土「?あか?」真っ赤の大縄のように太いトリオン製の紐を指差す
「外すなよ?
戦果物…モノ扱いを受けたくなければな」
見学扱いとして通されて、あちこち見て回っていた
「基本は30人乗り
それが5艇ある
大規模侵攻を起こすのなら…6人程度に絞って、それ以外をトリオン兵で埋める
本気で攻める時には全て人材で使う」
恵土「なんで?」
「トリオン兵とは違って…
人の方が対応力に大きく差が出る
同じものを使うとしてもな…
そういうものだ」
恵土「なるほど…
じゃあ…
150人総出撃するの?」
「ああ
召集を受けて1時間以内に来なければ属国から反発するものとして続けて襲撃する
トリガーや食料を山分けすることで相殺するという寸法だ」
恵土「そっか…
トリオン兵は?その国にあった」
「それも同様だ
人の手が足りないのはどこも同じだからな
