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Unlimited【ダンまち】

第104章 最初(始祖)





重々しく口を開く
苦々しい表情で…

レイジ「……ああ」


恵土「自分のするべきこと
それは…アイツの場合、自分のしたいことに直結してる
それにボーダー全体を巻き込んでいる
それをせざるを得ない状況を作り上げた上でな

自分のやりたいことは本来自分でやるべきことだ
巻き込むとしてもそれに合意するもののみに留めるべきことだ
だがアイツは違う

そうしなければボーダーが崩壊する状況へ追いやってから
その上で協力を強制している

アイツにその気が無いことは知ってる


だからなんだ?
笑って受け入れなければならないのか?
実物を手に入れさせて対策させて、天敵のそれを作らせる余裕まで与えて…
そして……

ボーダー全員を危険に晒し、市民を危険に晒してどうなる?
死なせてしまえば…あの時助けられた市民まで危険に晒して死なせれば、守ったことは意味の無いことになる

武器トリガー全種を敵側へ与えて、敵が優位に立ち回れるように下ごしらえして
倒されさえしなければ、攫われることも囮になるのにも時間を稼げて…言うだけ無駄か(苦笑し俯く)


結局…アイツは、倒されたことを報告もせず、せせら笑っていたんだからな
自分だけ、危険に晒したC級の立場から抜けて

それも…人の手柄で
受けるべき処罰からも免れて

自分がそうするべきことだとして——


ジェイのことは覚えてるか?アフトクラトルの」

レイジ「ああ…
天敵トリガーを作る天才だったか?
20周年記念本にも載ってたな」

恵土「ああ…市民全員が知ってる
だからあんな大騒ぎになった

攫われたボーダーの武器は全種なのか?私達の今後は
ってのもあるだろ

それなのに…その対応で四苦八苦する上層部はさておいて
それを提供した立場で、教わりに来た上で、忙しく走り回る嵐山隊に
忙しそうですね、だとよ、はっ!(肩すくめ笑い)
てめえが持ち込んだことだろうが

何も考えていない…それぞれがどんな影響に晒されるかも
考えさえしなければ、しなかったことになるんだからよ

すまん、話が逸れた;


ジェイは3歳で、たった1か月で100種もの天敵トリガーを作り上げた
その道の天才だった

私もトリガー製作に携わらせてもらったが…ジェイには到底敵わなかった(肩すくめ瞑目)
完敗、手も足も出ない(お手上げ、頭を振る)

だからあんな騒ぎになった」


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