第104章 最初(始祖)
レイジ「はあー…はああああ」
項垂れたまま、レイジは必死に深呼吸していた
右手はハンドル、左手を胸に当てて…
激しい雨の中で——
恵土「落ち着いたか?」
レイジ「ああ、済まない」
恵土「あともう一点だけ補足したい(挙手)
自由も時間も対価にすることなんて無い、皆が皆自由に動けていた(微笑)
だからみんな…楽しかった^^//
自由に触れて、抱き締め合えて…最っ高に幸せだったよ!^^(懐かしむように目を細める)
なんら記憶も自我も命も損なわれることも無い…天国のようだった…//
胎盤となったのは…触れ合いたくても出来なくさせられたのは…塞がれたせいだったから」
レイジ「ああ…
よくわかった…
修が…そうさせたんだな」
恵土「ああ…
録音と電話はできてるか?
レイジ「ああ
話し始めた段階からな」
恵土「ならもう一点だけ追加させてくれ
レイジ「なんだ?」指示器を出し振り返り恵土を見る
恵土「……創世神の親という魂が生まれたのは…
各々の属性が異なる同士で、最期まで私のことを想い、『今度こそもう離さない!絶対繰り返させない!』
そう強く願ったもの同士で、一つになったからだ
最後に秀次が亡くなった瞬間
太陽となっていた光が弾けて、再度『原初の始祖神の生まれ変わり』が生まれようとしていた
それに呼応するように、七柱が同時に生まれ、集い、一つとなった…原初の始祖神ではなく、『創世神の親』として」
レイジ「!まさか…」
恵土「そう…
それが…原初の神々の出生の元凶だ
原初の神々は…死の間際まで、ずっとずっと願い続けて、力も全ても対価にしてでも残り続けてくれた
ギリギリまで願い続けてくれていた…
だから…最初は…違ったんだ
創世神の親として生まれたのは…七柱の神々の願いから始まった……
そして「癌と半グロ」が生まれ、創世神の親出生から二千年後に「主犯格の癌」に『創世神の親』が殺され、その間際に引き継ぎにより『創世神』がギリギリ間に合って生まれ、創世神の親の分体『守り』ごと魂の心が引き継がれ、『原初の神々』出生へ繋がる
アイツ(三雲)は必ず俺を殺す
その関係性はどうあっても覆せない
俺は…みんなが大好きだから(微笑)
それでも殺すさ…
また…同じやり方で
人助けって名目でな
俺の直感が外れたことがねえのは…わかってんだろ?」
