第104章 最初(始祖)
秀次「恵土!!恵土!!!」
恵土「…すー……すー」
微動だにもしないそれを見て、秀次は動いた
両手を恵土の頬へ当て、そのまま空いている口へ、秀次は口を当てて重ねた
すっ
押し付けるようにキスし、そのまま流し込むように吹き込み、刻み込んだ
その瞬間…
迅「!!(瞠目)
(未来が…動いた!!?」
恵土「あれ?秀次…どうしたの?
あれ?なんか身体が軽いぞ!」ぐるぐる←腕を回す
太刀川「記憶戻ったのか!!?」
恵土「慶どうしたの
あれ?なんでみんなお揃いで?」
『心配かけやがってえええ!!』
『心配したんだぞ!!』『もう戻らねえって!!』
『よかったああああああああ!!』『よかったよ!!』
『うわあああああああああああああああああああああああああああん!!(*T^T)』
恵土の頭を撫でたり背を叩いたり、周囲は恵土を揉みくちゃにしまくっていた
秀次「………
削りは?」
恵土「へ?
減ってないよ?あれ?」
迅「記憶を分け与えたんだ
様々な世界の記憶を躯に刻み込む
それが原初の滅神の力だ←4877ページ参照
それは…人の身体にも出来る
恵土先輩の身体に、霊体や魂に刻み込んだ
秀次の記憶として——
それで恵土先輩の力は、人の力や実在化を増幅させる
つまり……
人の記憶だから対価の対象にならず、削られてもその対象にはならず、ずっと保有できるってこと
で、その記憶を引き金に戻るって感じ
戻す為のね
つまり回復ってこと
『よっしゃああああ!!』『やったああああ!!』
っていうかさいしょからやってたらよかったんじゃ?
なんて呟きがどこからか聞こえてきた
恵土「それより秀次!
削りは!!?なんか減ったりは!!?
秀次「まったくない」
恵土「ほっ…ならよかった」安堵
口移しで記憶を刻み込み、無事事無きを得た
命と自我と記憶を対価として支払い続け
もう再生を持ってしても補い切れず、思い出せなくなっていた
それを…食い止めてくれたのが
秀次から刻み込まれた記憶だった
20:00
秀次の記憶が刻み込まれ
それを下に思い出せるようになった
恵土「城戸さん…
背中に飛びつきたい!
いい?
…………
好きにしなさい
恵土「やったあ!!^^//
(ぎゅううううう)
なっつかしー!
そーだよ!この背中だあああ
懐かしいいいいいい^^」すりすりすりすり
