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Unlimited【ダンまち】

第103章 伝説(でんせつ)





昼から夜まで、いや…
次の日の日付になるまで
死に物狂いで恵土は暴れ続けていた……

寝食もせず、休む間も無く…次々に開くゲートを尽く……

涙を流しながら——懸命に…被害を悲しみを…これ以上拡げまいと


東大門から、外へ無数に拡がるネイバー
それを、味方がいない範囲のそれを、全て撃ち落としたのは…恵土の天雹霤䨩、天雷…それを纏った雷(かみなり)斬りだった

神の如き白き光を携え、凄まじい勢いで自らの周囲で高速回転させ、目に見えぬ速度で放ち、人の反応がある場へ解き放ち
東大門も含め白き光を埋め尽くし、蘇生出来る人は全て蘇生し、奇跡の光と言わしめた


東が住んでいた場から避難する折
通り道でゲートが出現し、バンダーが詰め寄り、目と鼻の先に現れた瞬間
ライダーキックを思わせる飛び蹴りで地面へ埋めさせ、弧月で核をその真上から下へぶっ刺した

赤マントが遅れて下へ落ちる中、即座に現れていた
その場へ居たネイバーを全て斬り刻んで回り、駆け付けてから一瞬で掃討した

『うわあああああああああああああああああああああああああああ!!』悲鳴
「敵か!?」「来るな!!」
散り散りに逃げようとする群衆
パニックに陥った人から石を投げ付けられる中
それを避けもせずに受け、その人の肩を掴んだ

恵土「家族は無事か!!?」真剣
「え?」きょとん
『?』ぴたっ←逃げようとする動きが止まる
恵土「早く避難しろ!!絶対行かせないから!!!
動けない人には手を貸してやってくれ!!早く行け!!!!」
その叫びに促されるように、ネイバーからの砲撃からも身を挺して守っていた

彼女は、何も求めなかった…

大金も、名誉も…何も……ひとつとしてさえも………


晴れた夜の中
バンダー500体による砲撃のみが明るく照らし
その尽く全てを、赤マントを纏った人が…
全て叩き落とし、東大門の逃げ遅れた人達の避難を仲間達へ託し(蘇生と治療のみ)、東大門を除く三門市へ訪れる被害を全て完封して防いでみせた

たった一人で——


那須の母「玲!」
那須の父「大丈夫か!?」
那須「………すごい」ぽつり
両親に抱き締められる中
窓の外の景色に、愕然としていた

窓のすぐ外では…身を盾にして、バンダーからの砲撃による被害を窓が割れるのみへ留めた恵土の背があった


その時の赤マントは煌々と焼き付いて離れなかった


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