第103章 伝説(でんせつ)
それが…一条雪丸だった
雪『ダブルレイガスト!
シールドモード!!』
恵土『ふっ…甘い!甘いわあ!!』すっ←左腕を右側へ振り被る
既に投擲したもの同士を跳弾し合わせ
地面に刺さったものの形を利用し死角から迫らせると同時に、足元からも狙い
雪『スラスターオン!!』全方向弾き回避
恵土『ふんっ!!』
ががきいん!!
その隙間を縫う形で千本が雪の左腕の関節へ突き刺さり、スラスターの軌道が僅かに逸れた瞬間に出来た間を
恵土は針の穴を通すかのように、クナイを投擲してベイルアウトさせた
『一条おおおおおおお!!;』
全てボーダー全員による無数の攻撃をかわしながらの対処に…
更に…全体に対する、空中から降りずに続く無限の殺戮に対して…
『ナウシカ様あああああああああ;』号泣、拝み
ああああああ♪
るーるるるるる♪
らああああああああああああ♪
どこからか音楽が流れ出し
誰もが正座して額を地面に擦り付け
最早崇拝の域にまで達し掛けたその時…
鬼怒田『没!収!だあああああああああああ!!💢』
恵土『なんでえ!!!?;』
生駒『あたりまえやん;』ちーん←既にやられてベイルアウト中
鬼怒田による怒号放送により制止され、取り上げ確定となりました
恵土『なんでえ?;』ぐすん←すっかり成り切っていた
鬼怒田『当たり前だろうがああああ!!💢』
生駒『って言うか…
ナウシカって…投擲してたっけ?』
隠岐『ツッコミどころ、そこちゃいますって;』
生駒『銃は撃ってたよな?』
水上『いやだからそこちゃう;』
南沢『俺は投擲は無かったと思います!』
細井『もうええわ;』たらーり
奇想天外
摩訶不思議
とんでもないバッグワーム投擲殺法による蹂躙で
バッグワーム禁止となりましたとさ…;
新ボーダー設立から1年半後
弓場C級時代
助けられた恩義
バイクで直で来ていたので
財布も携帯も無いことに気付かず
運転して帰るにしても20分は掛かる
弓場(…………詰んだ)
カバンの中には現金も無く、お腹の虫がずっと鳴り続ける中
そっと食堂へ背を向けて去ろうとしていた
恵土「ん」すっ
チャーハン定食を差し出していた
弓場「…………?」
恵土「腹減ってんだろ?食え!
腹が減っては戦はできぬって言うだろ?
弓場「いや…それが」
恵土「持ち合わせがねえんだろ?
遠慮すんな!
家まで遠いんだろ?」
