第103章 伝説(でんせつ)
唯我『あの風間さんに認められた
恵土先輩のお気に入り認定(キラキラ))
きゃあああああああああああああああああああ』
消え入りそうな声で、とろけ切った顔で、両手を合わせ昇天していた
菊地原『ちえーっ
後少しだったのに』ぶつぶつ
歌川『また次がある』ぽんっ微笑←肩の上に手を置く
栞『お疲れ様!凄くいい勝負だったよ!』微笑
その日を境に
唯我は実力(主にガッツ)を認められ
七光りやコネ等と揶揄されることは無くなった
太刀川はよくやった!と唯我の頭を軽く撫でて褒めたそうです
出水と烏丸と国近はそれに頷いたとか
その年の7月
記者会見にて
ボーダーでの特別育成部長として心掛けていることへの質問があり、それに答える形で明かされた
恵土「入りたてホヤホヤは
軸がフニャフニャで柔軟だ
自分の軸がはっきりしていない
自らの強みを理解し、身に付けて固めていく必要がある
まだ完成していない段階で無理に組めば、合う人なら一緒に伸びていけるが
相性が合わない、悪い人と組めば、互いに打ち消し合い、歪み合い、折れて自滅してしまう
完成する前に折れてしまえば、どれが正解かも分からず完成まで更に遠のく
土台も同じだ
ちょっとやそっとで踏み荒らされたり揺らいだりする
そうなれば…折角完成させた武器という柱を、倒されたり折れたりされてしまう
経験を積まなければ積まないだけ、それは顕著になる
だから足固めや軸の完成、その為に必要となる自分の武器を完成させる時期を重要視している
これは持論なのですが…
戦場では…必ず、知りもしない人と、相性が悪い人とも、組まなければいけない事態に直面します
だからこそ…チームによるランク戦が取り上げられています
相性が合う合わないにせよ、自らの利点、チームメイトの利点、各々の力を重ね合わせられるよう、歪めずに互いに全力を出し切れる形を模索し、絶対に死なず、生き残り、戦えるようにする為です
その時に…ヤワヤワな状態のままだと、互いに足を引っ張り合い自滅します
そうならない為にも、下積み、足固めの期間を重ねることは、一番大事なことです
なので…C級である人は、何年でも構いません
自分の力、強みを理解し、完成させることに費やして下さい
それがきっと武器になり、合わない相手と組んでも揺らがず歪まず、最小限のみで合わせられる技能へと繋げられます
