第103章 伝説(でんせつ)
鋼「………」唖然
恵土「私は逃げねえぞ!!
お前が嫌だって離れない限りな!!
何度だって模擬戦に付き合ってやる!!
負かせてみろ!!!
何百回やっても傷一つ付けれてないじゃねえか!!」
鋼「………
それでも……いつかは」俯く
恵土「だったらその力で示してみろ!!
その馬鹿に!!
どうだ!!俺のサイドエフェクトはすげえだろ!!
俺の積み上げてきた力は!!誰にも負けねえぞ!!ってな!!!」
鋼「!」瞠目←薄く涙の膜が張る
恵土「その馬鹿守って、てめえで示すんだ!!!」がたっ!!
椅子を蹴って立ち上がり
右手を机について、自身の胸へ左手を伸ばす
恵土「サイドエフェクトってのは…
どんなに無しにしたくっても…出来ない!
それごと自分だって受け入れるしかねえんだ
私だってそれに何度も救われた
それでいいんだ!
それごと強くなってそれが自分だって示せばそれでいい!!
大事なのは…引け目を感じることじゃない!!
てめえがその力を持って何を為すかだ!!!」
鋼「なにを…なすか」
恵土「ああ!(力強く頷く)
理科が得意、数学が得意
そんなもんと一緒だ!!
皆違うんだ!!だから競い合うんだ!!
てめえの強みをてめえで潰してどうする!!?
自分で自分を腐らせる真似だけは死んでもするな!!!
自分を殺すだけじゃねえ!!チームも殺すんだ!!
それが嫌なら……
引け目も、弱さも、全部強さに変えて…誰よりも強くなってみせろ!!!
私はずっと…壁で在り続けるぞ!!!!」
鋼「………
(じわっ)
(ふるふる)」
唇を噛み締め、俯き、肩ごと震え出す
恵土「なあ…鋼」
鋼「?」ぽとっ
恵土「私はさ…
誰がなんだって言っても…
お前のこと大好きだぞ(微笑)
だから自信持て
お前は優しいから気にするんだろうけどさ…
だからこそ長生きして欲しいし、元気で、無事で居て欲しいよ^^
胸張って、それが自分だって言えるようにな?(コツン)←左手で拳を作り鋼の胸に軽く付ける
^^」にこ
鋼「……………
ふっ//←安堵で顔が綻ぶ
はい」微笑
恵土「掠り傷を付けれるようになるかな?
十年も経つ頃には」微笑←席を立ち、後ろ頭で手を組み、茶菓子を出そうとキッチンへ向かおうと歩き出す
鋼「いいえ」
恵土「?」振り返り動きを止める
すくっ←鋼が立ち上がる
その日…鋼は誓いを立てた、恵土へ
