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Unlimited【ダンまち】

第103章 伝説(でんせつ)





恵土「こんな力…あっても、なんの役にも立てない!」涙
どすんっ!!
ベッドの上で座り、両拳を頭上へ持ち上げ、そのままベッドに振り下ろし、涙ながらに荒々しく突き立てる

嗚咽を上げる恵土へ

ミラ「助けたい?」
恵土「……」こくん

ミラ「無理よ」
恵土「!」瞠目

ミラ「大人達が決めることだもの
子供にできることなんて成長することぐらいよ
時間を無駄にせずにね(とすん)←ベッド脇に座る

あなたがどんなにしたくてもそれは叶わないわ
あなたは保護されただけであって、モノじゃない
だから…こういった扱いを受けている
有能だから、将来を期待されているのも大きいわ

あなたが暴走しても殺されないのは、大人達が決めたことだから
こちらが決めることではない
あなたが寝てる間に殺すことだって出来たはずよ
でもやらない

あなたが必要だから
今後のアフトクラトルで
あなたがマザートリガーに触れた時
それだけで尽きかけていた寿命が大きく延びた
あなたにしかできない役割がある
そして…これまでの歴史上、できた人はあなただけなのよ

これだけ才能があるのに
力だけじゃなく、技も素晴らしく強いのに……
もったいない…(溜息)

あなたがどんなに優しくても、それは叶わない
優しい心があっても、誰もついてはいかない
だって…戦果物は、そこで頑張って、死と隣り合わせの中で得たものだから

それを手放せと言われて応じる馬鹿はいないわ
割り切りなさい


あなたに今できるのは…
勝手に絶望して餓死すること
割り切って腕を磨くのに専念すること
2つに1つよ

餓死の方は、大人達が是が非でもさせないし
もしやるとしても、睡眠ガスを部屋中に撒かれて点滴でもなんでもできるわ

どんなに抗議をしても無意味よ
通じることは無い」

恵土「っ」ぷるぷる涙
ミラ「今日のあなたの反応次第で
無理やり摂らせるかどうかが決まるのよ

記憶を消すなんて選択も出てきたけれど
あなたの技が使えなくなることも踏まえて見送られたわ
纏いも集中も…素晴らしい技だし、よく練り上げられたものだもの
記憶が戻った後の反動も恐ろしいというのもあるし
尤も…あなたの実力を高く評価されてのことなのだけれど……←恵土の顔を見、目を見開く

だから……そんなに泣かないで」

ベッド脇(恵土の右隣)に座ったまま悲しそうに、ミラは顔を歪めた


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