第103章 伝説(でんせつ)
恵土「あの子達はどこだ!?
なんで察知できない!?みんな殺したの!!?
ねえ!!ねえ!!!教えて!!!」ゆさゆさ
必死に揺さぶるも、頭を振られた
恵土「なんで何も!!
っ!(ぎりっ!)
(だっ!!)
(こうなったら全部隈無く探して!
元からトリオン体じゃなければ大丈夫!そもそも纏いも集中も生身でないと使えないし!!」
睡眠ガスを部屋中に撒かれた
無色透明なものだった
天雹霤䨩を使い、天雷を用いて徹底抗戦になり抗うも…
「取り押さえろ」
『はい!』だっ!
麻酔で動きが鈍り、動けなくなるそれに
容赦無く上から覆い被さられ、押さえ込まれた
そして…
日付が変わる頃には…
両手首と両足首に枷が嵌められていた
厚さ1cmもある金属板同士が隙間も無く密着しており
なんとか這ってでも行こうとすると、即座にベッド横の壁へ引き寄せられた
腰に巻き付けられた金属板と、ベッド横の壁が密着しようと引き寄せ合いにより叩き付けられた
どれだけ暴れても何をしても、必ずベッドの上へ強制的に戻された
両手も両足も体の一部さえも、ベッドより外へは出させてもらえなかった
纏いも集中も使えず、トリオンが完全に無くなるまで吸収が続いたことがすぐにわかった
その後…食事や飲み物を与えられようとされたが、ベッド横の壁の方を向いて拒絶した
睡眠もせずにいた
恵土「…………」
三日三晩の無言の抗議が続き
ミラに声が掛かり、恵土への説得に赴いた
念の為、ミラのみトリオン体で
恵土「………」
ミラ「………
来ないなと思ったら…何をしてるの?」
恵土「……………
捕虜の人達…見た」
ミラ「戦果物のこと?
あれは人じゃないわ
モノよ」
恵土「!!
でも…もともと帰る家があって←ミラの方を向く
ミラ「それでもこちらに連れてこられた時点でこちらのモノよ
もうそちらのものじゃない
家があっても無くても関係ないわ
それがこちらでの常識よ」
恵土「………ミラ、まだ3歳だよね?;」
ミラ「勉強したのよ」きっぱり
恵土「でも…心が感情があって
ミラ「それが何?
こちらには関係ないわ
重要なのは、戦争で役に立つか立たないか
それだけよ
他は知らない
有害になるなら殺すわ」
恵土「………っ」じわっ
ミラ「………あなたはそうじゃない
有力なのに…何がそんなに悲しいの?」訝しげ首を傾げる
