• テキストサイズ

Unlimited【ダンまち】

第102章 戦乱(せんらん)





恵土「…………
トリオンを活かして、みんなを助ける」
長老「声が小さい!!!」
恵土「みんなを死なせない!!
戦争なんて二度と起こさせない!!
誰も辛い思いなんて、苦しい思いなんて、二度とさせない!!!」

長老「うむ…それでいい」微笑
恵土「!
え?」

長老「今は…お前の為したいことに専念しなさい
自ずと答えは見えてくる
在りたい形も…人から押し付けられたものであっても…
お前の形は、お前が選んでいい……

お前の生きたいように生きなさい
ただし、自己責任だ

好きにしたいだけして
周りに責任や不始末や罰を受けさせる人間をどう思う?
自分のことも自分で出来ない人間をどう思う?」
恵土「カッコ悪い!なりたくない!!」
長老「ふっ…そういうことだ(微笑)

自分のことも自分で出来ない
そんな人任せな人間になってはならない

お前は…生きる道を人から狭められた
だがな…それで未来まで決めつけて、自ら狭めてはならんぞ
お前の力を、得るはずだった未来を、お前が自身で腐らせ狭めることは無い

自由に生きなさい(微笑)
私のような苦労をせず…
同じ痛みを味わうことなく
幸せに、元気で、長生きしなさい

わかったな?」優しく微笑み掛ける
恵土「っ(ぼろぼろ)

っく」嗚咽
両の目から涙を零した

始祖神の役割をできるのが自分しかいなかった
いずれ受け継ぐのなら…と引き受けた

母が…辛そうだったから
病弱な人だったから

自分が肩代わり出来るならと決めたことだった、自分で…それなのに……


長老「手伝えることはしよう
どうした?」

恵土「じいちゃん…
私は…あなたみたいになりたいです

俺は…
自分のことも自分でできる
してきたことも背負える
そんなカッコいいあなたに…
負けない大人になります!
勉強もする、苦手なことからも逃げない!
あなたよりも、あなたの恋人や友や母よりも、かっこよく、強くなるから
どんなに争いが苦手でも、嫌いでも、がんばってつよくなるからっ
まもれるようにがんばるからっ

だから……っ
私が死ぬべきだったなんて
二度と言わないで下さい

いっしょうずっと、がんばるから……
おれはあなたに…いきててほしいですっ」ぼろぼろ涙

正座し、両手を両膝に乗せたまま
真っ直ぐに、長老の目を見据え
正面から向き合った状態で語っていた

涙を絶えず流して…


/ 6808ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp