第102章 戦乱(せんらん)
毎年5時間もあれば終わるんだけど、無理やり参加させられて長老の推薦で
で…決着つかずで終わっちゃったんだよね
膠着状態で
当時6歳だった
7歳の誕生日から数日後に滅んだから」
東「なるほど……
その方を相手に幼少期から考え続けていたなら、今の読みの深さにも納得がいく」
その日、恵土の戦術眼の土台を理解した
恵土の「戦場での読み」は突然の才能ではなく
幼少期から達人との知的勝負を積み重ねてきた結果であった
10段階中50の理由は…
戦場で500人を同時に指揮したことがあり
それぞれの適性に応じて、最適な動きを各自へ伝達及び指示していた
その折
黒短髪男子『え!?俺近距離が得意だったの!?』
茶髪女子『あれ?中距離苦手だと思ったのにやりやすい!』
黒長髪男子『え!?近距離で頑張ってたのに遠距離のが得意だったの自分!!?』
なんて声が頻発するぐらいであり、外れた試しが一度も無かった
それに伴い…赤影により、更に腕が伸び、生存率拡大へ大きく貢献した
だからこそ…戦乱の世の時の、赤影を増やそうプロジェクトによる何億人もの死が…傷となって深く刻み込まれることとなった
50面差しだったので、ボーダーでは指揮が10段階中50として処理されている
神前御前試合にて…
恵土が右脳派だと知った
アスペルガー症候群だとも…
恵土「わかる…
次の手が…はっきりと…
手に取るように……(すっ)←駒を手に取る
(ぱちん)←盤面へ打つ
観(み)える——
次の盤面が…次から次に、全部…じいちゃんの取る手が、全部……)
あった…(ここだ」
起死回生の一手を次々に打ってゆく
指す手を左手に持ち替えた瞬間
変化が現れた
焦点が合わず、計算も無く、次々に浮かぶ手を無数に、口に小声で出し続けていた
最終局面も近い
先が読めるからこそ、詰みまで視えた長老だったが…
長老(これは…過集中!)ごくり
恵土「じいちゃん…ここ、打てばまだ続けられるよ
打とう
まだ…勝てるよ」
焦点も合わず、盤面のみを見たまま、続けていた
恵土『頭で考えるの苦手なんだよお;』
頭を抱える昔の恵土の姿が浮かぶ
長老「済まんかったな、恵土…
合わんやり方で伸ばしてしもうた)
(パチン)←扇子を閉じる
ふっ…
済まなかったな…
合わん打ち方をさせてしもうた
納得の行くまでやろう
お互いに」
