第102章 戦乱(せんらん)
迅「お母さんは…信じてくれたけれど……」
恵土「……………」
迅「…………………
あの……
ごめん…こんな話」
恵土「いや…辛かっただろう
無責任に言葉を掛けるのもなんか違うと思って…(腕組み)
こっちこそごめんな…言葉に詰まっちゃって」
迅「あ…ううん
ふふっ^^
さっきまでとは別人みたい
あんな楽しそうだったのに^^」くすくす
恵土「ははは^^
あの時はオフだからな
休む時は休んで遊びましょう」こちょこちょ
迅「ちょっ、やめてくすぐったい!」手でペシペシ払う
わちゃわちゃ
恵土「ふふっ^^
やっと笑ったな」微笑
迅「…あ(本当だ…気付いたらつい」頬に手を当てる
恵土「泣きたい時には泣いて
笑いたい時には笑ったらいい
何がしたいのか分からなくなる前に
自分を忘れないようにな?^^
辛い時こそ…尚更だ」微笑
迅「…………
うん…
強いね…恵土先輩は」俯き涙が落ちる
恵土「そんなこと無いよ…」俯く
迅「え?」顔を上げる
恵土「私は7歳の時に村ごと全部殺されて、母に守られながら死んだ
はずだった…
それをお母さんが生き返らせてくれた
トリオンも命も全てを注ぎ込んで……
私も全てを注ぎ込んだ…でも……お母さんの命は戻ってこなかった
そんで…ネイバーによる殺しが主流の流れ、戦乱の世をどうしても断ち切りたくて…戦いの道を選んだ
こんなこと二度と繰り返しちゃいけないと思ったから
でも…守れない人の方が、よっぽど多かったよ←俯く
15歳になる8日前だったかな、戦乱の世が終わったのは……
生きる目的も全部失って…それを繋ぎ止めてくれたのが…
13歳の夏休みからの幼馴染の進と、私の15歳の誕生日にプロポーズしてくれた秀次だった
進は当時12歳の小6、秀次なんて5歳児だぜ?
進と会ってからアニメや漫画…ゲームを知って
色んなことをしてまともに遊んで…やっと笑えるようにまでなった……
だからさ…
いっぱい遊ぼうな!(微笑)←迅を真っ直ぐに見て笑う
楽しいことは…いっぱいある
これからだって作っていける
どんな道も…辛いばかりじゃ潰れちまう
潰れる前に…もっと甘えたり寄りかかったりしていいんだからな?
ひとりだなんて…思い込むなよ?」
笑って胸に左拳をぶつけてくれた
不思議と…胸が温かい何かで包まれる感触がした
