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Unlimited【ダンまち】

第102章 戦乱(せんらん)





恵土「なあ……
なんにんしんだんだ?」

最上『………
ざっと…25万人だ』

恵土「大国って…何人いた?」

城戸『200万人以上はいるだろう』

恵土「そんなやつ一人の為に…
みんなしんだのか?」
城戸『大国は馬鹿じゃない
現れたその瞬間に八つ裂きにして殺している
少なくともそう書かれている』ぽんっ
書類と読み上げ記録を手で叩き、淡々と伝えた

恵土「なあ……
私のしてきたことって…なんだったのかな……」ぽつり←震えた声で呟く
城戸『責任も取らん馬鹿を増長させた上の責任だ
そして…星の全てが死に絶えただけだ
お前が責任を感じる話じゃない』

恵土「私の真似事をする人が…現れたんだよな?」涙目
最上『お前のトリオン能力を考えろ
やろうとしてできる範囲を軽く逸脱している
お前のせいじゃない』

恵土「…………………」
マントを翻らせ…
建物の上から、一望した

全ての人が死に絶え、赤子を抱えた母も赤子も…
千差万別差別無く死に絶えていたことを……

恵土「なあ………
死後…何日経ってる?」
林藤「もう3日は経ってる諦めろ!」
忍田『トリオン体を解くな!危ないぞ
林藤「恵土に言え!俺は後でやる!」
恵土「なん、で…」

どさっ
その場に恵土は膝をついて、地に手を付く


恵土「な…ん、でっ」震え
その男の子へ…
ヒーロー行為を取ることだけに専念し
自分だけ満足する形でやりたい放題にした
そのことへ向けての嘆きか…

なんでこの結果に繋がることを恐れなかったのか…

なんで、自分だけ助けてもらえると思ったのか、望んだのか…

何も理解できなかった


刻一刻と蘇生の制限時間が迫り…

目の前で、そのチャンスを不意にしてしまった


生き返らせられるのに出来ず…生きていて欲しいとも思えず……初めて…見殺しにしてしまった瞬間だった——

使おうとした
でも…使えなかった
力が動かなかった
働かなかった


恵土「うあああああああああああああああああああああああああああああ!!!」
地に膝を付いたまま両の拳を肘ごと地に付け慟哭した

生き返らせられるのに出来なかった

トリオンも余っているのに出来なかった
建物も直せない
何も出来ない

風にマントも髪も流され、されるがまま…
立ったまま呆然とした表情のまま硬直する

その光景が…何度も何度も恵土の胸を苦しめていた


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