第102章 戦乱(せんらん)
恵土「み、んな…だい、じょぉ、ぶ?
ぶ…じ、……ごほっ」ごぷっ←血が口から溢れて出てゆく
林藤『無事だ!!しゃべるな!!
城戸『白帝を起動しろ!!早く!!』
爆発を止めた後は必ず生身になるんだ
敵もそれをわかってる
纏いも集中も使えない今がチャンスだ!!ってよ
だから……捕らえられて、拷問されて…
恵土「オムライス^^♪」←6505,6506ページ参照
林藤「茶化すな!!
こっちは必死だったんだよ!!!
全く起きねえし…白帝も起動できねえんじゃ確実に死ぬってよ
震えが止まらなかったぜ」
真っ青な顔で今も震えて手を組んで林藤は俯いていました
林藤「こちらの評価基準でいう
トリオンが10段階中3で、ネイバーフッド3つが丸々消し飛ぶ
それを恵土が使わさせられたら堪ったもんじゃねえ
全部丸ごと消し飛びかねねえ
だから必死だった」
恵土のトリオンは測定不能
爆弾は、搭乗員の命とトリオンを起爆剤としており、一度乗ったら最後降りることも動くことも出来ない
刺激を受けた瞬間に起爆し、搭乗員のトリオン能力によって大きく威力は変わり、絶大な威力と規模を誇る
人が専用で射出するトリガーもあり、それは光速を超える速度で撃ち出される
13歳でその決断ができますか?
知りもしないネイバーフッドの民の為に
地球に来るかもしれない爆発を食い止める為に
日常生活でのやりたいことも、楽しいことも、全て投げ出してまで
全てを懸けて、賭して、尽くせますか?
普通なら…そんなことはしない
出来ない
たとえその力があったとしても
その選択を取れるかは…その人次第
少なくとも…普通ならば、絶対にしない…自国だけ守る
しかし…彼女は違った
力あるものの責務とばかりに
辛い境遇を味わった経験者として
同じものを出させないと決めて
幾度と無く戦場へ飛び込み、突貫した
何もかも忘れて平穏無事に暮らす選択を投げて…全てをその戦場へ置いてきてくれた
その身を投げ売ってまで——
無事に守れた人達へ、満面の笑みを向けて———
その生き様は…ネイバーフッドの人々の心を撃った
だからこそ
『赤影(せきえい)』と名を付けられ
その奮闘を讃え、名を贈った——
頑なに何も受け取らない———英霊へ向けて
死んでいなくとも…その献身には、そう扱われるだけの価値があるとして————
