第102章 戦乱(せんらん)
『あり過ぎだよ…』遠い目
恵土「9歳から12歳半まで
3年掛けて終戦までこぎつけようとして
12歳半から規格外の爆薬が開発されて…その対応に追われて…
対応できるのが、対抗できるのがこちら(私)しかいなかった
爆発を無力化できるのも、中の人を守れるのも、国に影響が無いようにできるのも…
その影響で、視力がガッ!と下がったから、白帝を使い過ぎたんだって…
生き返らせたり繋げたり、命がある人を…義手や義足だらけの人達を癒やしたり…
でも使えなくなっちゃったんだけどね^^;
命が危うい人にしか使ったら駄目とキツく城戸さんから言われて…そうでないと失明していてもおかしくはなかった
なんで赤影が!!?
周期じゃないのに!!
って叫び声がする中…
一か月掛けて駆け巡って
必死に止めて回って…
やっとこさって感じだった
爆弾を率先的に壊して、消して…
そんな前時代の遺物が…5年前のアリステラでの戦いで使われるなんて…思ってもみなかった……
だから優先的に爆弾だけ壊したんだけど…
それに対抗して手動で起爆できるようにしてやがった
小分けにして威力を抑えた分ね…
敵はうまみがないから引いてくれたけれど…
守れなかった……
15歳になったばかりの頃…
その大喧嘩の後だった…
秀次と会って…惚れたのは……
初めてだったから…
あそこまで繋ぎ止めようとしてくれたのも
大事にしようとしてくれたのも…
気付いたら…
ランドセルもおもちゃもいらない!学校も行かせてもらえなくていい!
今後一生何も要らないから!!恵土をここに置いて!!って泣き叫ぶ姿にね^^
そんな必死に…なんで……
って思った…
でもそれ以上に、嬉しかった…
この人となら…きっと…
どんな道でも、乗り越えていけると確信した
だから…秀次から見切りをつけられるまでは一緒にいて
つけられたら…一生独身でいようって、その時に決めたんだ^^」
そんな言葉に…
周囲の空気は重く、押し黙っていた
『…………』
恵土「なんだなんだ!辛気臭い顔して!!
ただの昔話だぞ!?」
『重過ぎるって……』
口元を押さえて声も無く泣く人まで続出していた
めちゃくちゃ震えていた
声を押し殺すように、嗚咽を上げる人まで出ていた
城戸達は瞑目し、当時を懐かしむように目を細めて俯いていた
上層部も押し黙っていた
