第101章 昔話(むかしばなし)
胸倉を掴まれたまま言い放ち
手を離された直後、その場に跪き
両手を床についたまま震え、瞑目し、嗚咽を上げて咽び泣いていた
『……………』息を呑む
林藤「ちくしょお!!(がつん!!)←机を拳槌で叩く
(馬鹿なこと言っちまった!くそっ!」歯噛みし頭を乱暴に掻く
忍田「そう捉えるのも無理はない…
だが)……」
城戸「………
はあっ(気持ちは痛いほどわかる、だが…)←瞑目
副司令官には相応しくないと言いたいのか?」
恵土「……」こくん
城戸「ボーダーをやめるという道もある
九條と同じように…やめて、日常生活を歩んで生きる道も」
恵土「むりだよ…
ずっとこのみちでいきてきたもの
がんばってきたものっ…(拳を握り震える)
このみちで、しにたい…
そのほうが…みんなといっしょのところにっ」震え
ずっとずっと泣いていた…
迅と秀次のお蔭で半年間笑っていたのが…嘘のように…
城戸「そうか……
(その方が…お前を守れるか
副司令官では隊員との距離が遠のく、なら…)
ならば…特別育成部長という役職を作り、お前をそこに配置する
住み込みになるし、立ち位置的には林藤と忍田の下になるが構わないか?」
林藤「なっ!!」
忍田「何を言って!!」
恵土「かまわない…
なんだっていいっ
なあ……
わたしが、ブラックトリガーになるなんてのは…ダメなのかな?」震え
城戸「これから入る隊員が死んでいいならやれ」真剣
『!!』瞠目
城戸「嫌ならやめろ」
恵土「わかった…
ある程度育つまでは…頑張る」ひっく、ぐすんっ
手で拭い、立ち上がるそれに…
林藤(迅…どうすりゃいい!!?;(冷や汗が額を伝う)
こいつ、本気で…死にかねねえ!!(歯噛み)
どうすりゃ…(瞑目)
あ!)瞠目←蒼也のことが浮かぶ
城戸「ちらっ)…」頷く
林藤「今ここで言えってか!?
だが確かに…今しか!)
恵土……お前に伝えないといけないことがある」
恵土「?」ごしごし←目を擦る
林藤「………蒼也が…ボーダーに入る」
恵土「!!?(瞠目)
…………へ?」震えた声で林藤を凝視する
忍田「風間蒼也か…進の弟の
恵土「なんで!!!?」ばっ!!←青ざめ血相変え林藤の胸元を掴む
林藤「トリオンにも問題ねえ
恵土「兄弟揃って巻き込むことねえだろ!!?
林藤「本人が入りたいって言ったんだよ!!」
