第101章 昔話(むかしばなし)
私を狙ったネイバーによって…
全部覆った、壊れた」
浮かぶのは…自分のせいで、自分以外が蹂躙された現場
城戸「だから死にたいのか?」
恵土「ああ…
少しでも多く道連れにして死にたい
あちらに行きたい」俯き、目を細めて笑う
忍田「ふざけたことを」すっ!←林藤が肩に手を添えて止め、恵土へ向かって駆け出す
ばきいっ!!←右拳で恵土の左頬を殴り付ける
林藤「お前…何言ってるのか分かってるのか!!?
迅がどんな気持ちで最上さんをお前に託したと思ってやがる!!?
その思いがわからねえお前じゃねえだろ!!」胸倉を掴んで揺する
忍田「落ち着け!!」林藤の肩を掴んで止める
城戸「つまり…『隊員として使い潰して死なせてくれ』という頼みか?」
恵土「…ああ…その通りだ」真剣
林藤「ふざけんな!!!
最上さんはどうすんだよ!!?」
恵土「迅に託す」
林藤「お前が守れって言われたんじゃねえのかよ!!?」
恵土「最上さんと同じことが出来るトリガーを開発して、それからにする」
林藤「そういう問題じゃねえんだよ!!!」
恵土「……………
たとえそうだとしても……もう…自分の心に嘘は付けねえ
いっぱいいっぱい引き留めてくれた、ここまで引き伸ばしてくれた
生きたいって…思わせてくれた
もう十分だ
私は…俺(魂の一人称)は…俺が一番『要らない』んだよ」暗澹とした表情で口角だけ上げて力無く笑う
林藤「お前一人のせいじゃねえよ!!
お前が悪いなんざ誰も思っちゃいねえよっ!」涙目
恵土「私がそう思ってるんだ
どう思ってくれても…
大事だから…できねえよ、そう思うことは」涙目
忍田「二人共落ち着け!」二人の間に立って引き留める
林藤「最上さんが見ていたら…泣いて止めるだろうぜ!」歯噛み震え
恵土「ああ…知ってる^^」
林藤「なら!!!←顔を上げる
!!」瞠目←恵土を見て固まる
恵土「もう…つかれたっ」ぼろぼろ号泣
林藤「!」瞠目
恵土「狙われるのも…戦うのも…
もう…いやなんだよっ
わたしひとりがどうにかなるなら、たえれるよ?
でも…そうじゃない
それが……そのほうが…いやなんだよ(嗚咽)
どんだけけいべつされてもいいから
しかられておこられて、ひとりになってもいいから…
しにたいんだよっ」ぼろぼろ
鼻水まで垂れて、涙と一緒に落ちてゆく
死なせてよ——と
