第101章 昔話(むかしばなし)
恵土「!」
城戸「鳩原隊員が決めたことだ
お前が口出しする内容ではない」
恵土「!!」瞠目←記者会見で自分で発した言葉が脳裏をよぎる
根付「あの記者会見の後だしボーダーをやめる罰を与えれば世論がどう動くか
鬼怒田「記者会見で生涯ボーダー隊員として生きるとまで宣ったのを忘れたのか?
それにお前に罰を与えるなら鳩原に会っていた者達全員にも罰を与えねばならなくなる!」
唐沢「それは流石に違うという判断で二宮隊のみに留めている」
城戸「隊からそういうものが出た場合における処罰は隊全体へ与えると示す為のものだ
お前には無い
頭を冷やせ」
頭の上に手を置き、そのまま横を通り過ぎる
そして上層部を連れて部屋を出ようとする
城戸「二宮隊にはA級からB級への降格処分と2期の昇格停止処分を科す
これは決定事項だ
その件でお前がどうこうなることは無い
お前に落ち度は無い
飲み込め」きっぱり
ぐっ!!←拳を握り
ばっ!!←振り上げ
恵土「っ!!」ぎゅっ!!←留め
すっ←震えながら拳を力無く、床へ音も無く付けて下ろす
忍田「…」手を伸ばす
林藤「泣かせてやれ」肩の上に手を置き引き留める
城戸「話は以上だ
頭を冷やせ」
恵土「っ…
ぅ…」ぼろぼろ
一人にしてやれ
そうアイコンタクトをし
そのまま一人で真っ暗な部屋の中、1時間泣き続けていた
城戸「暗くしてやれ」
林藤「空調は切るなよ?」
長時間になると確信した林藤により
無事体調は崩さずに済んだ
体調は…
だが…
心は…限界だった
その日…雨は降り続いた
大玉の雨粒となって……
忍田「……………心配だ」
城戸「今は一人にしてやれ
泣かせてやれ
気が晴れるまで…」俯き体ごと顔を逸らす
恵土「ああああああああああああああ!!
ううあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁ!!!!」涙
離れた後、声が通ることも無く
室内のみに慟哭と泣き叫ぶ声が木霊し、響き続けた
外の大雨に負けないほどに——
その後…
ふらふらと鳩原を探すように隊服で、沈んだ顔で歩き回っていた
実は裏では、経緯を秀次と風間と東のみに共有されており、それとなく気に掛けてやって欲しいと
二宮には伝達を控えて欲しいと上からあった
