第101章 昔話(むかしばなし)
今「また太一は!」
太一「ごめんなさい;」
来馬「まあまあ火傷が誰も出なくてよかった」
こっくり←鋼が頷く
そして太一にも共有しようとした結果
ショートし出した
恵土「そーいや慶…太刀川にも同じ内容話した時そうなったな」
『え?;』
恵土「場の流れを読む
敵の流れに乗りつつ狙いを読み看破し更なる波を作り発展させる
要は…
チームとしての基礎と下地は完成したから
発展と応用に向けて進めって話だ(微笑)
揺れるな流されるな
流れの上に乗り、それを利用し打ち勝て
辿り着くまで時間が掛かれば掛かるだけ、何もしなければしないだけ、相手に時間と余裕を与える
自らを、チームを、危険に晒す
首を絞める結果に繋がる
これはあくまで持論だがな
貰っていいか?」茶菓子を指差す
『勿論!』頷く
恵土「もぐもぐ)
要は…戦場では駆け引きが乱立し、波がそこかしこにあり、座礁させる罠なんて無数に張り巡らされてる
それを掻い潜りながら最短で進むとして、そこを読んでカウンターを狙う敵なんて山のようにいる
敵の駆け引きに合わせて対処するもの、後は運だな
飛ばされた先が合流不可の場合はもうどうしようとない、自力で持たせるしかな」
太一「つまり隠れたり煙幕に紛れたりしろと!」
恵土「それも一つの手だな(もっもっ)
太一はアイデアマンとして才覚があるからな、きちんと場を見て仕事をこなせている
来馬はよく全体を見れてて場を見逃さない、曲射射撃もできるしやれることも幅広い
鋼は攻撃・防御をうまく切り替えながらバランスよく対応できてる、タンクみたいにな
だからまあ…(ごくり瞑目)
(開眼、真剣)
場を決める決定打を打てるようになれ
敵からのそれも破れるようになれ
そこさえ出来るようになりゃ化ける
他に質問はないか?」
来馬「…………
俺達は…鋼の足枷になってませんか?」
恵土「……………
本人で話し合え
少なくとも私は…このチームは、チームとしてかなり良い方だと思ってる
自信を持て
お前達が足枷になるほど、お前達は酷い立ち回りはしていない
何も問題は無い
問題があるとするなら……
自信の無さだ
鋼が落とされたら負ける
そんな意識があれば…勝てるものも勝てん
粘れるものも粘れん
心が折れたものの刃では何も斬れん」
『!』瞠目
隊室に、静かに『息を呑む音』が響いた
