第101章 昔話(むかしばなし)
その日の晩、来馬隊の来馬隊長からの打診で恵土が直々に鈴鳴支部へ訪れることになった
立場を知ってるのは太一以外
伸び悩んでいるように感じて相談に乗って欲しいという内容だった
上からも許可を貰って恵土は直々に鈴鳴支部へ行くことにした
来馬が何故恵土を選んだかと言われれば
東から「あの人なら親身に相談に乗ってくれる、俺も何度も助けられた、間違いない(微笑」と、相談相手に恵土を挙げられたからだった
来馬「あの、夜分に済みません」お辞儀
恵土「気にするな
私も解説があれだったし…
それぞれの隊への助言は、極力しないって方針で上と話し合って固まってたから
B級の内はな
そこらの判断は任せる
とは言われてるが…
言っていったらきりないし、それに依存する輩が続出し兼ねない
だから言えなかった
済まん」深々お辞儀
『いえいえいえ!!』手を前に出し頭を振る
今「頭を上げて下さい!」
恵土「ん?
ああ…いいのか?」
こくこく!!←皆が皆頷く
来馬「立場は分かってたので…
その点は大丈夫です」
恵土「そっか…ありがとうな^^;
荒船隊にも必要なら言ってくるか」
来馬「あの…
うちが伸び悩んでる理由…
教えてもらえますか?」
恵土「………なんでだと思う?」
来馬「………
恐らく…鋼に頼ってるから?」
恵土「ふむ…
私が見ている限りでは(腕組み)
そこじゃない
『!!;』
来馬「どういう意味ですか?」
恵土「まずは隊についての分析からだな
お前らの隊の場合は
鋼が防御と攻撃を兼任
来馬と太一がサポート
って流れがメインだ
船で例えると…
戦艦みたいなもんで動きが限られてる
代わりに厚みがあって沈みにくいって状況だ
来馬と太一だけで孤立した場合、装甲が薄いから鋼がいない内に破ろう
って生まれたのが粘りだろう
それにより更に盤石になった
チームとしてはな
勝ち星を挙げれないのはそこじゃない
ジャンケンでいうところの
ずっとグー出してたら負けるよねってところだ」
来馬「それ…は?」
恵土「ずっと同じ戦術ばかりだと、対策は幾らでも立てようはある
鋼は攻撃より防御のが得意だろ
攻撃も出来るようにしてきた下地や頑張りがあったからって面が多い
それをどうチームとしての攻撃に変えるか、敵の戦術を穿つ槍、破る突破口とするか
そこが要(かなめ)になってる」
