第101章 昔話(むかしばなし)
食べる手、菓子袋へ伸ばす手が止まった
恵土「自分で作ろうとしないものにあれこれ与えたところで
作ろうとする力を奪うことにしかならん
考える力も同様だ
戦場じゃ一人になることの方が多い
知らないやつと組むことになるのもザラだ
そこを鍛えておかないと後々困ることになる
憎まれて結構!
参考にならない結構!
………
死なせるよりゃマシだ」
真剣な顔で、声色で、遠くを見つめて言った
恵土「それで死ぬやつを…五万と見てきた……
助けられないやつも…ザラにいたからな
(つー)←左目から涙が頬を伝う
(ぐいっ)←右目からも落ちそうになる涙ごと左腕で乱暴に拭う
二度と繰り返させない為にも変える気はねえ…その方針はな」
戦場で…唖然とした表情でマントを靡かせ佇む、13歳頃の自身(恵土)が脳裏によぎる
武富「ふむ
整理すると…
ソロで力がついたものが正隊員
その中でチーム力や戦術が身についたものがA級
その上位が極めた者達ということですね!
あの発言も納得です!^^」
恵土「……………
出来ることなら…」俯く
武富「?」
下を見つめ、項垂れたまま…真剣な顔を崩さずに言葉を続けた
恵土「………戦場には…送りたくねえんだ
でも…四の五の言ってられない状況だってある
だから…少しでも、生存率を上げる
それが無理なら…こちらが打って出る
必ず守るから…絶対死ぬな」真剣&くしゃ!←菓子袋を握り締める
『ぶるっ)←感激のあまり震える
はい!!!!!』涙目
『一生ついていきます!!!』
中には泣く人まで出だした
恵土「?なんで泣いてんだ?」左目からも右目からも涙が零れ落ちている
太刀川「お前も泣いてんじゃねえか!」少し涙ぐんでる
烏丸「泣きますよ誰でも」深く頷く
木虎「うんうん」こくこく
恵土「あ゛」
太刀川「どうした?」
恵土「煎餅…粉々になっちった;
あはははは^^;」後ろ頭を掻く
『ドジ…』苦笑瞑目
太刀川「んじゃ分けますか」がさっ
恵土「少しだけだぞ」渋々譲る
小南「私にも頂戴!」ばっ!
レイジ「あまり無理はするなよ」
恵土「うん…ありがとな^^」
迅「恵土先輩(挙手)
ぼんち揚げ食う?」キラン!
恵土「食う!ナイスタイミング!」
わちゃわちゃした時間もあり…
恵土は満面の笑みで、両目から涙を流していましたとさ(頭を撫でられた)
