
第101章 昔話(むかしばなし)

恵土「イレギュラーがあった分、二宮隊は厳しかったな
でもお互い全力を出し切ったいい勝負だったと思う
あれは事故だから気に病むなとだけ言ってやりたい、鳩原に
まあなんにせよお疲れ!頑張った!」拍手
『おおおおお!!』拍手
武富「褒め言葉ありがとうございます!
昨日よりだいぶマイルド」ほっ!
太刀川「ありゃ戦場モードになってたからな
普段はこっち
武富「今度は寝坊しないように気を付けて!
恵土「気を付けます」ぺこり
武富「しかし…何故あの局面で三輪先輩を全員で攻めるようにしなかったんでしょう?
恵土「秀次は敢えてレッドバレットのままでいたんだ
あそこで別のトリガーに切り替えていたら、狙いが変えられる可能性もあった
もし当たれば風間隊に滅多切りにされる、だから積極的に落とせないし落としにいけない
秀次も近距離行けるからな、弧月持ってるし
シールドもあるし、そのまま撃って狙撃させる手もある
そこも踏まえて積極的にならずにあの現状に至ったって流れだろ
武富「なるほど!わかりやすい解説ありがとうございます!
太刀川先輩も何かありますか!?
太刀川「真剣に答えたら模擬戦没収を取り消してもらえますか?」恵土(左隣)を見る
恵土「仕事しろ
話はそれからだ」太刀川(右隣)を見る
太刀川「むう…
どの局面が気になる?
武富「ううーん…
今回のランク戦ではかなりこみこみでしたが、どこが決め手になったと思いますか?
太刀川「決め手か…」
武富「勝敗が分かれた件についてです!」
太刀川「三輪隊はスナイパーに有利な高低差のある地形を持ってきた
だから二宮隊も有利になって、必然的に風間隊は不利になる
武富「あの局面で三輪先輩に米屋先輩が合流していなかった件は?
太刀川「そこは決め手にはならないだろ
スナイパーが落とされれば有利が崩れる
菊地原が敢えて米屋を狙ったのも、レッドバレットとの連携を防ぐ為だろうし
武富「なるほど」
太刀川「決め手になったのは…
風間さんが彫刻身代わりで噴煙に紛れた辺りか
あれで拮抗が崩れた
後は雪崩式に進んでいったしな
風間さんの作戦勝ちか」
恵土「してやられた形になったけど危うい局面をよく乗り越えたよ」ぽりぽり
太刀川「どこから煎餅取り出した;
1枚ちょうだい」
恵土「いーよ
貰った」
太刀川「誰に?」
恵土「出水に
差し入れだってさ
後ろの席から」
