第101章 昔話(むかしばなし)
私の為にそんなに必死に動いてくれる人なんて初めてだったし
ましてや5歳だよ?^^
すっごいなあって惚れるよ
村にだって居なかったんだから、そんな人…
惚れたのは…その時かな?
俺って一人称になるとは思いも寄らなかったけど…^^;ははっ
有吾は秀次の家族へネイバーフッドとネイバーについて話した
そして…つい最近まで戦時中だったことも伝え
その先頭に立って、戦い続けていたことを伝えた
有吾「あの子は…
村も、家も、家族も…みんな奪われたんです
7歳の時に……
そして…一緒にネイバーフッドを1年ほど見て回って
更にもう1年、最上と城戸と一緒に見て回り…1年掛けて、血への恐怖心を克服しました
そして…9歳から15になる前
つい1週間前まで、ずっとずっと戦っていたんです
俺は…あいつの側にあまりいてやれなくて
父親としては不出来な身ですが、あいつのことを実の娘のように思っています
ですが…ネイバーフッドに家族がいるので…傍にずっといてやれません
連れて行くことも考えてたのですが…地球でなければ、この子の視野は広がらないと判断し、地球が帰る場所だと言い聞かせました
娯楽に富んでいるので…こちらは
ネイバーフッドよりも
戦争が終わったら…
子供らしく、のびのびと過ごせると思ったんです
こちらに入るや否や自爆するとか
酷い真似をする者達ばかりで」
父「でも…ニュースにはなってませんよね?」
有吾「あいつは…時間ごと巻き戻して対処したんです
防音の結界を張って、それごと巻き戻していました
それができるほど、腕が立っていたんです
7歳の時点で俺よりも強かったので…
トリガーを扱う術に関しては、誰よりも才があったのだと…」
母「でも…子供に戦わせるなんて!!」
有吾「子供でなければ響かないものがあります
全てを喪った大人
それも、弁も立つようなものが矢面に立つより
弁も立たない、子供の方が響くと思ったんです
あいつには…利口に立ち回ることなんて、器用に人に付け入るなんて真似、絶対に出来ませんから
あいつは…根も真面目で、おっちょこちょいで、誰よりも優しくて…真剣で……
自分が痛い思いをするよりも、人が痛い思いをする方がもっと痛いと感じることができる…本当に、優しい子なんです!(震え)
だから、俺達はサポートに徹し…そのお陰で終わりました
