第101章 昔話(むかしばなし)
『家も家族も全部失って英雄気分に浸りたいだけ』
『綺麗事』
『ぱっぱと死んで消えてくれたらいいのに』
『いつ死ぬの?』
そんな言葉はいっぱい言われた
私だってなりたくてなったんじゃない!!!
そう泣きながら叫んでた
守りたいって決めたのは自分なのにさ…
勝手なもんだよ…
勝手な理屈で、勝手に追い求めて、押し付けて…
いいように転ぶ保証なんて無いのに…必死に頑張って
『全部無駄なんだよ』
『やめろよ』
『更に過激になるだろ』
それでも…やめられなかった
蹂躙されるのなんて、見たくなかった
少しでも生き残れてる人が増えているのなら…
こうしている今も…幸せでいてくれる人がいるのなら…それで何よりで……
けれど……
最低なことを、しているのかもしれない
自分が必要ない存在じゃないと…
証明する為に、人を利用しているのかもしれない…
そんな漠然とした思いが、消えてくれないんだ
人を助けるのは…
その人が、そんな思いをしない為に起こしたものかもしれない
でもその側面は…無いとは言えないんだ
だから……
どうしたって…利用しているって言われれば、それまでなんだよ
ほんと…最低なやつだよ、私は」ぼろぼろ
涙を零す
己を蔑むように…口角を上げて笑い
恵土「なんも守れないばかりか
無責任に離れていくくせに
せめて守れるようにって
それで出来ること目一杯やっても責められるしさっ
そこで…また更に酷いことになってるかもしれないって、ずっとビクビクしてた頃に
有吾が来なくって
終わったって先週聞いてても不安に駆られて
何かに巻き込まれたのかもしれないって
だから……あんなこと(大喧嘩)になって……余計、何もかもわかんなくなって…限界になって……←震え出す
そんな時に…秀次から掛けられた言葉で、全部吹っ飛んだよ
自責の念も、こびりついて離れなかった声も、不安も…全部消し飛ばしてくれたんだ
その後も凄いもんさ…
『おもちゃも何もいらない!』
『学校なんていけなくなってもいい!』
『お金も何もいらない!』
『恵土をここに置いて!!』
『恵土を助けたいんだ!!!』
って必死なもんでさ^^
涙流しながら、血相変えて叫ぶんだもん…
面食らっちまって…
当時はなんも言えなかったんだけど……
ほんとに感謝してたんだ
本当に…さっ←俯き涙する
