第101章 昔話(むかしばなし)
「全く笑わなかった」「表情筋が死んでいた」「目も死んでいた」「塞ぎ込んでてとても見られたもんじゃなかった」『死に場所を探し求める亡霊みたいだった』
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林藤「進に出会うまでの恵土は
それはもう見ていられないほど荒んでいた
笑えるようになったのも、明るく振る舞えるようになったのも、取り戻せたのも…
進のお蔭だった
そんで…
秀次に出会って
もう一つの居場所が出来た
あの時のあいつに必要なのは…
ボーダーや仲間じゃなくって…
もう一つの——『帰る家』だったんだ
あれは…ただの悲鳴だったんだよ」
そう…言葉を残していた
戦時中…
遊真「俺がオヤジに連れられて回っていた時聞いた話なんだけど…
生駒「聞かせてもらっていいか
遊真「もちろん」
隠岐「イコさん、身ぃ乗り出し過ぎ;
生駒「そら聞くやろ!!」
遊真「強姦されてまわされていた時に助けてくれて
赤マントを羽織らせて隠してくれたって
他の人にも上着を脱いで掛けてくれたって
恵土「大丈夫だよ…(微笑)
私もされたことがあるから
心配しないで?^^
帰ろう一緒に」肩の上に手を置く
『わああああああああああ!!』
で…耐え切れず号泣したって」もぐもぐ
恵土「そーいやあったなあ
戦時中は心が疲弊するからかそういうのやらかす馬鹿が増えて増えて大変だった」
『ひえっ…』
遊真「お湯や清潔なタオルまで準備してくれて、そのまま全部丸ごとくれたって
で…何度も何度も国の窮地を助けてくれたからって
せめてってたくさん食糧をあるだけ持ってきて料理を振る舞っても手を付けないで…
「外の…食べれていない子供達と一緒に食べてもいいですか?」って言って料理を手に持って外へ出て
全てを失って両膝を抱えて泥だらけの子へまず手渡して、自分は一番最後に回したって
1週間ぶりにやっと食べれたみたいで、涙ながら目一杯詰め込む子供に…
長生きしろよ?って満面の笑みで笑い掛けて、水も食糧も惜しみなく与えたって」
生駒「それは本にも載ってるな
最初のは無かったけど性的やし」
烏丸「載ってますね」
蒼也「ああ」こっくり
20周年記念本には
過去の詳細から動画を元に全て忠実に作成されている
ただし取捨選択はきちんとされており一部削られている
更にはドラマ化されており、既にTVで完結されている
