第96章 神年(しんねん)
なお…
その戦いにおける地球への影響を全て、ケイトは身代わりになって受け止め、ダメージとして蓄積し続けていたらしい
それも威力に変えたのだから途方も無いだろう
その内容に皆挙って頷いた
主犯格の癌の闇が、善と思い込ませて回る性能、浸透性、依存性、毒性、洗脳の全てに最も秀でていること
消滅&強制身投げした後にはそれに類する闇は全て消えるはずなのに、主犯格の癌の闇は副流煙の闇へ変化し今もなお残り続けており、これまでに無い絶大な威力と性能を誇っていること
主犯格の癌の闇の副流煙が齎す思い込みは、「罪を罪とも思わない心」の原点であり「邪悪な心(悪いことをしたと思いたくない願い)」の化身、強制操りを齎し、全ての癌化と半グロ化の起源と今もなおなり続け猛威を振るっていること
それをバハムートが地球表面から自らのいる地球中心一点へと集約させ一手に引き受けたことから、封印が解ける今回の事態へ陥った
邪悪な心が絶好のご馳走とは、それを清浄するのに最も秀でていたからとのこと
だが今回…バハムートは主犯格の癌の闇の副流煙に捕らわれており、それを纏うことで戦った相手は攻撃や防御をするだけでダメージを受け、ダメージの蓄積は早まり、短期決戦で済んだこと
しかし…それは、回復に長い時間を費やす必要性を生む
簡潔に纏めるとこんな感じかな…?
武彦に確認も兼ねて尋ねると
小さく頭を振った
武彦「それだけじゃありません…
「罪を罪とも思わない心」の原点とは、「邪悪な心」の化身
悪いことをしたと思いたくない願いから生まれるもの
件(くだん)の副流煙は、主犯格の癌のもの
その無念が染み込んでいて、関与した全ての人を暴走させるのです
それも強制的に」
『消滅した後も強制身投げさせられた後も迷惑掛けるのか…;』遠い目
武彦「はい」
食い気味に頷くそれに…僕等は苦笑した
転じて…それは、その地球のみならず世界のみならず存在する全てへ、人の罪であれ自らの罪であれ関係無しに罪を無いものとしようと強制的に行動させ暴走させる「邪悪な心」を齎す
それは原初の始祖神の魂の心へ多大なる負荷と強制疲弊を呼び、∞疲弊を齎す
それにより…バハムートの封印は解け、暴走状態に
主犯格の癌の闇の副流煙、その残りカスは最大なる脅威を及ぼしていた
討つしか無い——僕等は皆、心を一つにした
