第96章 神年(しんねん)
原初の武神…
そう名乗ることを許された理由…
それは…原初の神々と同じく、癌に決して染まらず、癌に決してならない
強き心を持つ、癌を寄せ付けぬ強き意志を抱く…
原初の神々と並び立つ程に、心も力も強い者だからだ
原初の精霊に関しては
原初の神々界のみならず全ての神々全員で生み出した最初の精霊であり、同じく決して癌にならず決して癌に染まらない特別な精霊だからに他ならない
武彦は突然変異でなんの前触れも無く生まれて来た
最初から神であり、転生を不要とする程の確固たる魂の位、決して揺るがぬ階層をしていた
その上、力も歴代全ての神々の中でも断トツにズバ抜けており、それだけでなく歴史上全ての神を合わせてもなお敵わぬ程の筆舌に尽くし難い実力を秘めていた
だからこそ揉めた
という流れだそうな…
生まれながらの神であり…
創世神含む全ての神も太刀打ち出来ない
当然ながら転生も検討されたが…
見かけたらまず殺しますと断言された為、転生は無しとなった
癌一同へチャンスを与える為の転生について話を切り出した結果、その返答を記す
見込みがある奴だと
年が経つ毎に認識を改めていった
いや…正しく認識出来るようになった
邪神
特に原初の邪神は目を光らせていたのだが…
認識を改めていった
日々を重ねる内に、ぶつかり合う内に、徐々に心の距離が近付いていった
自分には…戦いしか無いんです
そう言う武彦に
決め付けるな
と溜息混じりに窘めるぐらいに
お前は頭も回るし、自分で考える頭も器量もあるだろう
特定の分野に縛られるな
と
原初の邪神「お前は…大した奴だ」
武彦「……←唖然愕然
ふっ//←心底嬉しそうに微笑する
ありがとうございます^^//」
拱手した(袖口同士をくっつけ頭を下げた)
原初の邪神「ふっ←穏やかに笑い掛ける
まあ…何かあったら相談しろ
乗ってやらんでもない」
武彦「はい」微笑し頷く
一番警戒心が強い原初の邪神が心を開いたのを皮切りに、次々に神々が心を開いていった
大事に思っていた
本当に…大事に想っていた……
だからこそ………
赦せないんだ
武彦「何故彼女をひとりにした!!?
何故彼女ひとりに背負わせた!!!?
何故彼女を——消そうとしているんだ!!!!」
涙が浮かぶ中で…痛切な叫びが木魂した