第96章 神年(しんねん)
武彦「私は…いつでも……
あなたの味方です
^^//
どんな時も…
ずっと……(微笑)
あなたが…そうしてくれたように(真剣)
必ず守ります——」
その切った縁…
その先にある世界が、全て…
終焉を迎えようとしていた
厄を齎すとは
悪縁により削りが酷くなることを意味する
それは魂の心の疲弊を呼び、招き
摩耗を繰り返せば、更に寿命は縮まることとなる
まるで充電すればするほど摩耗し長く持たなくなる、電池のように…
削り→消費
再生→蓄電
というたとえならわかるだろう
その為…釣り合っている内はいいが
再生が強い内はまだ大丈夫だが…
その再生が弱まれば確実に
再生ごと、魂の心ごと、削りに含まれ、死ぬのでは無く、消滅するのだという…
死とは寿命を迎えること(命と自我と記憶のみを使い果たしたこと、また転生出来る)
消滅とは全てを削りの対象とし二度と生まれないこと(再生の源である魂の心ごと削るが故に再生されなくなること、もう転生出来ない)
その元凶、疲弊の源となるのが…
癌一同と半グロとのやり取りや、過ごす時間そのものなのだという……
それが厄、悪縁として処理出来る内容の為、縁切りをしているのだと、武彦さんから直接説明を受けた
紙(世界)をひとつひとつ切っていった
穢れが逆流しないよう、慎重に
無限に存在する世界線…それらの中でも、意識が移りやすく危険であるそれのみへ向けて——
そしてそれは同時に…その世界線の死、その魂の消滅を意味していた
癌一同と半グロのみ…
ただ…更生出来、免疫を付けれた半グロ達70京人のみ除いて、らしい
どの世界線でも行き着く先は同じである、と…教わった
ウレイオスに至っては…眠りについたままでいた
疲弊は色濃いものの、辛うじてではあるが繋ぎ止めれているらしい
酷い世界線への接触は
その接点ごと切る行為=悪縁を切る
との内容だった
ウレイオスは全く抵抗も無く、悲しそうにごめんねと零していたらしい
当時の記憶を読み取ってみると…
こんなことになってしまって…
迎えに行くつもりだったのに出来なくて
本当にごめんね
といった内容だった
脚色無く伝えると…
武彦さんはウレイオスの右手を両手で握って、謝らないで下さいと言い聞かせていた
それと…さん付けはしないで下さいと頼まれた