第96章 神年(しんねん)
ケイト「どーも始祖神です
どれだけ頑張っても給料も報酬も何も無い
感謝も何もされない休み皆無の仕事です
みんな笑って楽しい思いしてて良かったと思う反面、分身に意識乗せて遊んでもすぐ削りの痛みで本体に戻されちゃうし
虚しいだけで
ばっかみてえと常々思ってます
『痛々しいからやめてええええええええええええ!!!』
悲惨過ぎる状況にボロ泣きする人が続出してた
ケイト「休んだらみんな消えるから、って、削りやめられないんですよねえ
そもそもが性格もあってなんだろうけれど
もう労基法、労働基準法なんて無いからもう死にたいなあって
『やめてええええええええええええ!!!』滂沱
断末魔が全体で発生していた
ケイト「互助関係…?
搾取と浪費の関係の間違いじゃねえか?
……
ふっ(にやっ)
そうやって思い込みだけで一生生きてろよ
…穢らわしい俗物が
…忌々しい限りだ」睨視
そう…遠くを睨み据えていた
問い詰めると
已む無く、渋々ではあるが話してくれた…
胸の想いの内を……
ケイト「魂の心まで削られ掛けた…
自分が不甲斐無いばっかりに…
申し訳ねえよ
魂の心が削られれば…
もう再生はされない
削られた自我も記憶も…命も…
己という全てが…もう蘇ることは無い(微笑)
騙すような形になって悪かったな…
最終的には…
俺が全部消えるんだ^^
悪いことを悪いとも思えない、思い込みで認識すら出来ない愚かな馬鹿共の為に
それが……
もう二度と生まれてこないことが
死ぬことだけが…
俺の願いだ
魂の心からの……
永遠に搾取と浪費しかされないんだもんな^^
そんな付き合いも関係も…虚しいだけさ
空虚感しか無い
空っぽな馬鹿共の為に…何を躍起になってたのやら……」くしゃ
力無く笑い、横髪を掻き上げる
ケイト「こんなことなら…
お前達ともっと…自由にやりたいことやってりゃ良かったよ
消えちまう前にさ……」
ぼろぼろ
ひっく
嗚咽を零し涙を零す中
静かに歩み寄り
その頭を抱き締めた
木之本桜「大丈夫…
大丈夫っ(ぽとっ)
ひとりじゃないよ…っ」
ぽろぽろ
ケイト「………
ふっ
ありがとうっ」
ぎゅっ
横側から抱き締められ
前に回された腕を抱き締めた
ケイトもまた…抱き締めたこちらもまた、泣いたまま……