第93章 深淵(しんえん)
ケイト「無惨が覚醒めていない世界線では…
極楽病院にて
父によって院長へ人身売買されそうになり
それで姉と母が抵抗して反発し、祖父母も動いてくれた
で…殺された
私も殺され掛けて
母は人体実験で死んだ、10人に1人は助からず死ぬんだと
安全性も加味した上でのものだと…
社会貢献社会貢献と笑い合っていた
咽び泣いていた私を抱き締めたのも、懐かせる為だと
あの方に食べさせるんだと
それが童磨だと知ったのは…
その人と出会った時だった
遺髪しか持ち出せず
犯罪者の娘と呼ばれ
誰にも信じてもらえず
石を投げ付けられて森の奥深くへ逃げ込んだ
そこで鬼に出会ったのは…
森にある廃屋の小屋に住み着いてから…一か月半が過ぎた頃だった
死体を引きずる訳にはいかないからな^^;」
どの世界でもろくでもない目に遭っている…
それを知って…改めて、実在化の神の辿る道の過酷さを知った
せめて…お返しに何かしたい
何かして欲しいことを尋ねると…
ケイト「期待してないからいいよ」
『……
え゛』
ケイト「?どした?」
『期待して…ない?』
ケイト「?ああ
無理を強いれば壊れるだろ?
限界を超えるほど無茶させてまでして欲しいとは思えないし
誰でももう無理だって時はある…
これ以上は出来ない…
みんなそれぞれ抱えて生きてるもんなんだし
それ以上を求めるのは酷だろ
早く死ねるなら、その方が良い
お母さんや姉ちゃんに会える」微笑
ティオナ「なんでそんなこと言うの…っ
(やだよ、そんなのっ」涙が溢れる
ケイト「?
私が死ぬなら万々歳だろ?
みんな!」
『ちがう!!!!!!』
ケイト「え?」困惑
ジェネレーションギャップに現在進行系で苦しめられ中
神の因子
ケイトの命と自我と記憶の切れ端
文字通りそのまんま
霊体も魂も余す所なく一方的に削られ
魂の心を除いて全て削られて無となる
その度に再生し、再び削られるというのを繰り返し続け、今が成り立っている
しかし…再生にも限界はあってか…
魂も霊体も傷も何も無い状態で、これまでなら出来ていたはずが…
魂にヒビ、霊体は粉々、更に言うと歪みにまで発展し出していた……
自分が自分で無くなってゆく感覚…それらが絶え間なく苦しめていた
アスフィ「生きるのが嫌なのは痛いからですか?
実在化のそれで」
