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Unlimited【ダンまち】

第74章 融和





君が、君であることを捨てられないように、

彼も、彼であることを捨てられないんだろう…
自分で選んだ、正しいと信じた道を…それごと軸としてしまったのだから……


その凸凹ごと、君は愛し、大好きだと思うのだろう

だから言う
指摘する
助ける為に、二度と同じ人を出させない為に…

どれほど嫌われようと、拒まれようと、悪だと決め付けられ、何をされようと、否定せずに受け入れる



それごと背負うから――その想いに寄り添って、何よりも大事なものとして扱って、汲んで、自分の中に落とし込める人間だから―――



エイナを助けたのは…君が助けたものだった

極東で孤児となって身売り以外望まれなかったものを、金を出して助け出した

読み書き計算が出来るとのことで、数々の選択肢から本人がギルド職員に推薦することを選び、
新婚旅行中にもかかわらず、瞬間移動でギルドに帰って推薦してからエイナにお願いした


ケイトの前世の叔父(母上の兄上)であり、父上と母上が亡くなった頃に随分と世話になったらしい。
その恩義を返せたこと、報えたことに、少なからず安堵していた。

そのギルド職員へ推薦した子は、
ヴェルフィンと同じく、ケイトが産まれたお陰で産まれた者達の内の一人だ…


それによって、
ベルが起こした数々の災禍、自首しない件も込みでエイナに伝わり、
そのベルの暴走を止めようとしたことで、暴動に率先して加わったことで、エイナは皮肉にも消滅から救われる結果となった。



ケイトがいなければ――ここまで状況は好転しなかっただろう



それだけは紛れもない事実だと―そう、強く感じていた



「癌の魂」への総評

素行は『一見』、親切を振り撒く、人の為に動ける善人だが
それ以外には、事情を抱える敵や、無関係な人や街には、実害や悪影響、迷惑しか与えておらず
『やってもいない人』へ罪を着せて自首もせず、自ら傷付けた人へ対面しても全く負い目を感じず、自ら壊した街に堂々と居座る「大悪党」

上記の言動、過ちを繰り返していることに、
自分のせいだと思い悩んだり悔やまない時点で、犯罪者の中でも最下層に位置すると言える


『手段も選ばず、他をかえりみずに、無責任に貫く「正義」は
「大悪党」にしか、なり得ない』

原初の神々、談



救われる道がないのは――正しさを、履き違えたせいだろう


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