第74章 融和
フィン「それでいいと思うよ…?」
うん
君は、そのままでいい――
それで無理なら、その時は僕の出番だ
守るよ、必ず――その為の力だ
と言っても、自分の思い通りを貫く為のものでは、決してない
無理を通すつもりもない
互いにとって一番の形、それを考え、貫いていくつもりだ
癌になっては、文字通りおしまいだからね(片目瞑り)
僕の魔槍アダマスは…突きと払い、投げるのに向いてそうだ…
ケイトに比べると汎用性は少ないが…
しなり具合においては、僕の方が上だというのはわかった(にやり)
補い合えるよう、今から戦法でも考えておくかな
ふふっ^^
そう笑っていると、唇を奪われた
ケイト「キスしたくなった!//」ふんすっ!
堂々と胸を張って言うケイトに、僕は思わず唇を奪った
ケイトの神水シグマは、常に3.98℃に保たれている
水の密度が最も高い温度で、液体なんだ
それを伝えると、驚いたような顔をしていた
知らなかったらしく、寝耳に水だったらしい
フィン「何はともあれ嵐は去った
だが油断はしないように(微笑)
癌の魂、染まった魂には、『氷河の心』を忘れずにね^^
きちんと見極めて、選ぶようにするんだ
君の命も、僕達の命も懸かっているんだからね?
親切にするにしても、相手が悪い…いいね?」
ケイト「わかった!!//」らんらん!!←目を輝かせて両拳を握り締めて顔へ間近に詰め寄る
今度こそは――!!とばかりに
ふんすっ!ふんすっ!と鼻息を荒らしていた…;
フィン(大丈夫…かな?^^;)
少し心配になるけれど…
バケツの中の魚を見て、魚と水の治療をして全回復させて満足したようで、
満面の笑みを浮かべて、はあ~っと安堵の息を漏らし、ほんわ~としている(和んでいる)姿を見て、
フィン「ぷっ!」ぷるぷる←口元を押さえ腹を抱える
ケイト「?」
拍子抜けした
というより…安堵しか仕様がなかった
うん…引きずっていないのが目に見えて、本当に嬉しかったんだ
それと、あんまりにも緩んだ顔だったから、ほっとしたのもある
ここ最近ずっと癌の魂に掛かり切りで、救おうと必死過ぎて、
張り詰めた表情ばかりをしていて、あんな顔になれる時がほとんどと言っていい程なかった
余裕が無さ過ぎたんだ…
だから――本当に、よかった(微笑)