第74章 融和
始祖神「さあっ!手に取って!!」
すっ←ケイトが手を伸ばし、手に取る
始祖神「あなただけの、神器です!」
かっ!!←光に包まれる
手に取った瞬間、辺りは光に包まれた
無色透明な水が、そこにはあった――
ケイト「わあああっ」
始祖神「どうぞ、名を――
大事にしてあげて下さいね?
あなたの、分身(片割れ)なのですから」
すっ
遠ざかる始祖神に、ケイトは顔色を変えて走り寄った
だっ!
ケイト「ありがとう!お母さん!!」←天へ向けて叫ぶ
始祖神『ええ――
見守っているよ、ずっと―――』かっ!
光の玉となって消える始祖神を見て、ケイトは笑った
自分の魂に宿る温もりを、感じたから――
同時刻――
あの場に居合わせた人達は皆、同じ現象が起きていた…
キルアとベリアル以外は…
どうやら既に帰っていたようで、何も言えず、出来ず仕舞いだった
だが、本人達曰く――
謝罪と感謝は十二分に受け取ったし、堪能できたから十分だとのこと……
神国にて…
分身のケイトから案内を受けて、一瞬で全部の観光を終えたという…
だが、その分身のケイトは…いるだけで人だかりが付いてきていた
国民だけでなく国外の人からまで、かなりの人から好かれ、
厚意を露に差し入れを手渡され、されるがままにもみくちゃにされていた…
サインをせがまれ、握手をせがまれ、この子を抱いてやって下さいと赤子を差し出され、頭を撫でさせて下さいと懇願され、等々、等々…
妊娠中だからとアスフィの制止が入り、事なきを得たそうだ…
キルア「ちやほやされてるなあ…ケイト」
リヴェリア「そうだな…
だが、それをされるに値する行為はしているからな?
何もしていないまま、善人だというだけでされまくっている訳でもあるまい
きちんとして、返してもらっている、その流れが肝心なのだと私は思うが…」
キルア「!(瞠目)
……そっか
…(にっ)
そうだよな!^^(くすくす)
されるだけのことをしてねえ奴等のひがみいい」にやにや
リヴェリア「何だ?誰かに何か言われでもしたのか?」
キルア「いーや!
こっちの話!^^(後ろ頭で両手を組む)
でも多いな」
と、言うのも…
「また世界を消滅の危機から救って下さった!」と、既にニュースで知れ渡っていたそうだ…
そりゃ増えるね;