第66章 千年血戦篇弍
「ガールズトークだぁ?サボってる暇があんなら、戦え!」
「わー、至極真っ当なこと言われた。」
「またあとでゆっくり話そう。」
「そうだね。ちょっと気になる霊圧もあるし。」
瞬歩で数メートル先の瓦礫が積まれた場所へ向かった。
「こんにちは。お食事中でしたか?」
血まみれの黒髪の少女と金髪のおかっぱの少女。周りには下っ端と思しき滅却師がいた。周囲の者が私に向かって矢を放つ。
それらは既に散布された花月の種により、霊子が吸収され、届くことは無かった。
「わぁなにこれ!消えちゃった!」
また弓矢を放とうとする者たちを金髪が静止した。
「やめておけ。コイツは特記戦力落ち。お前らが相手にできるやつじゃねぇ。」
「特記戦力落ち〜?なんだっけ、それ」
「『準特記戦力』とは言われましたけど。要注意人物だって。『致命的だぜ』の人から聞きましたよ。」
「えぇ!あいつと戦ったの〜!で、生きてるってことは〜アイツ負けたんだ」
「いや、さしずめ、アイツが逃げたんだろ。アイツの能力の一つや二つは喰らってるはずだが」
「えぇ。今も目眩がして仕方ないですよ。」
「ねぇ、食べちゃってよ。」
「わりぃが、不味いもん食ったせいで胃もたれ中だ。少し待て。」
「えぇ〜じゃあバンビちゃーん、よろしく」
洞窟から出てきたのは茶褐色の肌をして、生きていると思えないほど肉体が損傷した少女だった。
「ジジ、やだ、もう、やだ……」
「バンビちゃん、アイツ倒せたら、いっぱいあげるからね〜?戦えるよね?」
「ほんとに……?ほんとに、バンビ、がんばるから、がんばるから」
「うんうんうん、うん、早く戦えって言ってんだろ!」
えっ怖
「お前の心の中で思っていることには極めて同意する。」
おかっぱがそう言うと、バンビと呼ばれた女の子は私に向かってきた。
「花月!火樹銀花!」
少女は花を躊躇いなく掴んだ。そしてなんと投げ返してきた。
投げ返す前に、花は爆発するが……2段階で爆発した。
彼女が掴んだ花が2段階で爆発していく。
「ちょっと、バンビちゃん?何してんの。戦う気ある〜?」
爆発が彼女に近いところで起こっているため、彼女が傷ついてしまっている。