第66章 千年血戦篇弍
「相変わらず、派手な戦い方をするぜ」
恋次が私に向かって声をかけてきた。
「技のレパートリーが多い証拠だ。どれも良い技だったぞ!」
ルキアが私に微笑みかける。
「芸術点、高めでしょう?」
そう言った瞬間、青の光がより一層輝き始めた。
一同、それを見守っている。けたたましい轟音と共に、その光は遙か天空へと登ってしまった。その光景を見て気づいてしまった。奴らの狙いはきっと……
「ユーハバッハの狙いは、霊王……?」
「なんだと!?では、奴らは霊王宮に向かったのか!」
「そうだとしても、王族特務零番隊の五人が霊王様には近づけさせないだろうぜ。」
「あぁそうだったな。彼らならばそうやすやすと侵入を許すまい。」
「上の人達がどれだけの強さなのかは私には分からないけれど、あなた達を見ていると、護廷十三隊の隊長の足元にも及ばない方々なんでしょう。」
私は膝を手で着いた。呼吸をゆっくり整える。
「なんだ、もうバテてんのか?」
「お生憎、あなた達2人や朽木隊長のように、私は大きく成長したわけではない。……さっき戦った奴に毒?を入れられたっぽいから。本調子ではないの。」
「毒だぁ?お前、アイツの技喰らって生きてやがんのか?」
トサカ頭の滅却師が挑発してきた。
「で、お前がここにきているということは、アイツは逃げたんだな」
「逃げましたよ。私とは戦いたくなかったそうです。」
「あいつらしくて、胸糞わりぃな!!」
その男は私たち指を向けた。
「バーナーフィンガー1!!」
瞬間、霊子の弾丸が燃えながら襲ってきた。
「おっと、てめぇの相手は俺がしてやるぜ!」
恋次が男を引きつける。
「一番隊は隊舎が残っていると聞いた。」
「石丸家の結界と伊勢副隊長が生み出した鬼道で侵攻されなかった。」
「一番隊が残っているだけで、一般隊士の精神が保てている。ありがとう。」
「ルキアに言われると嬉しいなぁ。」
少し離れた場所で千本桜の刃が見えた。
「ルキアの卍解も見れる機会があったらいいな。」
「私も、ポインティの卍解を見たいところだ。」
トサカ頭の攻撃が私たちの方へ向かった。
「恋次!危ないって!しっかり相殺してもらわないと!ガールズトーク中だったんだよ!」