第66章 千年血戦篇弍
私は一護のもとへ急いだ。恐らく、私はあそこに加勢するべきだろうと思った。
「レン!私の血!」
手鏡に吸血した花月の花を送った。
「調べて、私に薬を調合して!」
『は、はい!』
中毒症状と言ったか。マシになる薬があれば用意してもらえたらいいと思った。
突如、青い光が天を貫いた。よく見るとその中に3人の人影がある。直感的にその中の一人はユーハバッハだと悟った。
一護の霊圧はそちらに向けて凄まじいスピードで移動している。
それにまとわりつく滅却師をどうにかしなければ。
身体の異常は凄まじい。だけど、今、一護にまとわりつく奴ら程度なら私は負けない。
「雷月!」
一護を視界に捉えた。近づこうとしている雷光を放つ女を雷月で落とした。
「ポインティ!」
「前だけ見て!」
「礼を言うぜ」
千本桜が老紳士の滅却師を、トサカ頭を恋次が、次々に一護のもとに仲間が集う。
「ここから先は通さねぇ!」
恋次の言葉を皮切りに、混戦状態となった。
水月の雨雲を作り、一護を追わせた。もしここを突破されても、遠隔で攻撃ができるように。
「私は!黒崎一護を倒し、陛下の元へと!!」
シュッとしたカーネルサンダースのような老紳士は拳銃を構えた。
「滅却師なのに拳銃?……という話はもうどなたかとされましたか?」
「邪魔だ!!!」
見事な銃さばきではあるが、心が荒れているため、狙いが定まりきれていない。
「火樹銀花!」
無数の花が彼を襲い、そして爆発していく。その炎は彼の肉体を焼いた。暫くは動かないだろう。
「見えたぜ!霊圧の穴!!」
手をU字型にしてかざす男は私になにか技をかけたらしい。
「モーフィーン・パターン!」
男が放った矢は花月の花盾によって即座に弾かれた。
「なんだこれ?花に隠れる?それで攻撃を防いだつもりか?」
「縛道の六十三 鎖条鎖縛!!」
男の四肢を応用を効かせた鎖条鎖縛で縛り上げた。
そして、彼が花盾に攻撃を当て続けていた弓の霊子を十分に吸い取った花弁は開き始めた。私はそれと同時に花盾から飛び出した。
私の身体が完全に外に出た瞬間、目にも止まらぬ速さで花が男の方を向き、霊圧を放った。
「返撃大華砲の応用です。氷月の力により、氷の刃も霊圧に混じっていたはず。言うなれば、返撃大氷華砲。……あら、もう暫くは動けませんか。」
