第66章 千年血戦篇弍
彼女は死神を選んだ。だったらそれを尊重するべきなのだろう。
自分は都合のいいように彼女と接していた。
彼女は蓮美であることに違いない。肯定しつつも、しかし、が付く。
今の自分はそれを受け入れることができないらしい。
それを許容できるのはまだ時間がかかるかもしれない。
目の前の、アナタは戦士の顔をしている。
あの時の蓮美ポインティはもういない。
彼女が身体を起こした。それを見届けて、その場を離れる。
立派な死神だ。尸魂界に必要な存在。この戦いで戦況をひっくり返すこともできるであろう存在。
あの時の蓮美ではなくとも、アナタを特別大切に思っています。
この戦いで護廷隊のために、瀞霊廷のために死ぬなんてことはそんなことはさせません。
アナタの尊厳を奪うことになっても、アタシのやり方でアナタの命は守ります。
それがアナタへの贖罪だと思っています。