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【BLEACH】

第66章 千年血戦篇弍



移動をしようとした矢先。

天挺空羅の気配を感じた。

『ドーモ 護廷十三隊 隊長それから副隊長のみなさん、こんにちは こちらは浦原喜助です はじめましての人もよく知らない人もいらっしゃると思いますが〜』

思わずその声を聞いて息が詰まった。そして心拍数が上昇していく。

喜助さんだ。

……よかった、生きていた。そんなに簡単に死ぬ人ではないことはわかってるけど。彼から貰った髪飾り、隊主羽織の羽織留めとなった飾りに触れた。複雑な思いはあるけれど、彼の調子のいい声には安堵する。きっといい知らせだ。卍解を奪われない方法でも編み出したんだろうか。


『この通信と同時に、皆さんのところに黒い丸薬を転送しました、卍解を持つ人にのみ反応する薬、侵影薬です』

当たったよ、まぁそりゃね。当たるよね。彼のことだから虚圏で研究してたんでしょうよ。もうぼちぼち打開策見出すんだろうと思ったさ。わたしもたったいま、敵さんから私もヒントになること聞いたわけだし。てか、この天挺空羅、喜助さん由来のやつじゃないね、技術開発局のものよね。てことは、建物は無事なのかな?


「それに手でも足でも刀でもいいんで触れてください。触れたところから吸収され、丸薬は魂魄の内側まで浸透します。」

魂魄内部への異物質混入は彼の専売特許、なんて言ったらまじで怒られるんだろうけど。ほんとすごいなぁ。

涅隊長が、滅却師が徹底的に虚を嫌う、排除する、考察を述べている。滅却師にとって、その言葉通り、生命を脅かす存在だから。根源的な恐怖から、あの凄まじい敵意が生み出されている。


丸薬を探していると、技術開発局員から電話がかかってきた。

『こちら、技術開発局です。一番隊佐伯ポインティ隊長、今よろしいですか』
「その声は久南ニコさんですね。貴方も無事でよかった。ええ、戦闘中じゃないよ。」
『え、あ、ありがとうございます。初代局長より通話で繋ぐように指示がありました、そのまま待機お願いします。』

「滅却師とは虚に対して抗体をまったく持たない種族なんです。虚の全ては滅却師にとって毒そのもの。虚の侵食を受ければ、霊力が弱体化するのみならず、最終的には魂魄が崩壊して死に至る。」

魂魄自殺みたいなものか。


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