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【BLEACH】

第66章 千年血戦篇弍


戦争の傷跡が残る瀞霊廷を歩いて一番隊の隊舎を目指した。道中、伊勢副隊長と出会った。

「おかえりでしたか」
「お疲れ様です。どこへいかれるのですか。」
「滅却師の霊子を少し頂きに技術開発局へ。」

そう言って小瓶を見せてくれた。

「滅却師の残留霊子を凝縮したものですか?」
「私が集めるよりも、専門家が集めたものの方が不純物も入っていないと思いますから」
「なにかに利用を?」

彼女は脇に挟んでいた大きな書物をみせてくれた。

「対滅却師鬼道を作っているんです」
「新しい鬼道を、ですか。」
「霊子を吸収する彼らに鬼道の有効性が高いとは言えません。斬撃、白打などの攻撃手段はあるため、破道系鬼道の開発はすぐには必要ありませんが、縛道系鬼道の替えになるものはありません。」
「強いて言うなら、個々の斬魄刀の固有技くらい。」
「極力、霊子を奪われないための縛道系鬼道、もしくは縛道から破道系鬼道に転ずることが可能な鬼道を開発し、少しでもお役に立つことが出来ればと思っています。」

私も鬼道が使えないとなれば、厳しい戦いを強いられることになる。だったら、彼女と共に鬼道の開発を手伝って見てもいいかもしれない。

「それ、私も手伝ってもいいですか?」


手伝う、とはいえどもほとんど伊勢副隊長が完成させてしまっていた。あとは実践に向けての微調整のみ。

「凄い……機械レベルの霊子構造の解析を肌感覚で出来てしまうなんて。霊力の扱い方も霊子ひとつから制御できるほど緻密で正確。噂は本当だったんですね」
「その噂って、私と蓮美の話ですか?」
「いえ、隊長の霊力の扱い方があまりにも器用だという噂です」
「……この強度なら完全に遮断もできそう。 霊子を奪われたとしても時間はかかるでしょう。」
「ありがとうございます。佐伯隊長のおかげです。」
「微調整だけ。鬼道を極めるとはどういうことか思い知らされました。」
「私は鬼道の才だけでこの場にいます。だから、鬼道をもって護廷十三隊にお返ししないと。」

その後、私もその鬼道を扱えるようになり、自身の隊舎に戻った。


「どこで油売ってたんですかー」

リンがおかえりなさい、と言って出迎えてくれた

「良い顔になってますね」

天月ちゃんが私に微笑んだ。

「さらに美人になっちゃった」

「元気そうでなにより。隊の士気は高まっています。」
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