第46章 白雪姫
「名前ちゃんもう1回…」
『え』
「もう1回抱っこしてほしいな」
『天使か何度でも』
「名前ちゃーん!」
まるで小さい子と遊ぶように桃井のことを持ち上げてクルクル回していると、後ろに列ができている
緑間と灰崎は列から外れているし紫原は先ほどの位置からずれていないが、黄瀬と青峰の瞳はキラキラと輝いていた
「オレもオレも!持ち上げてほしいっス!」
「面白そうだからオレも」
『せっかくだしみんなやっちゃうか、ほれ』
自分より彼らを持ち上げくるくる回した後下ろし、離れていた緑間と灰崎含め全員を回した
普段自分より背が大きい彼らのことを持ち上げるのは変な感じだと意外と疲れた腕を手でマッサージしていると、窓際にとまっている高尾が口を開く
「いいなーオレも小人だったらやってほしかったわ。真ちゃん面白かった?」
「もう2度とやらなくていいのだよ」
「オレもう人に持ち上げてもらうような身長じゃないから、変な感じー」
「まー普段この中で持ち上げられるのテツとさつきくれーだろ」
「そんなことありません。ボクだって重いです」
「苗字に持ち上げられるのなんか屈辱だな」
『振り回してぶん投げてやろうか灰崎』
「姫はもっと大人しいだろ静かにしとけよ」
『うん?料理作ってやんなくていいかな?』
騒がしい彼らに囲まれながらあるもので料理を作ったが、時代が時代で火しか取り扱えるものがなかったので
ちなみに鷹の姿になっている高尾も普通に人間のご飯を食べており、なんとも言えない光景だった